智美の思惑、春奈の思惑-6
「えっ?」
キョトンとした亨に智美はさらに声を荒げた。
「なにが『えっ?』よ。モロまんこちゃんにキスと言えば、ディープキスでしょうが!」
春奈のことで負い目を感じていたため素直に従っていたが、亨はさすがに異を唱えた。
「ちょ、ちょっと待て。智美、昨日やってからシャワー浴びてないだろ」
そう、亨はさっきから精液の匂いが漂う割れ目に躊躇していたのだ。それがなければ、パイパン好きの亨は、朝の光の中で初めて見る割れ目にむしゃぶりついていたはずだ。
「えっ?ああ、これね。あむ…。そんなに悪くないのに」
智美は割れ目に指を差し込み、その指先をパクリと咥えて感想を述べた。
「うぇ…。オレには無理だ…」
亨は顔をしかめた。
「じゃあ、いいよ。ギンギンちんぽくんのキスで。てか、モロまんこちゃんはギンギンちんぽくんの方が好きみたいだし」
「ギンギンちんぽくんて…」
「うふふ、この子がモロまんこちゃんだから、ヤンチャなその子はギンギンちんぽくんにしたのよ」
清楚だった妻の変化と、そのセンスに戸惑った亨だったが、
「そうだな。パイパンのモロ出しの前でギンギンなんだからやるしかないか」
香りは別にして、好みのパイパンを目の前にした亨もやる気が出てきた。
「うふふ、即ハメOKよ。その代わり、夜のときはペロペロしてね。それと昨日みたいにいっぱいしてくれないと赦さないんだから」
智美は素早く全裸になると、ベッドの上で足を開いた。
「ああ、即ハメな。夜はたっぷりと舐めて、いっぱいしてやるよ」
昨日から数えて4回目、夜には5回目の射精になる。普通に考えれば、亨の歳では勃起するかどうかだ。しかし、興奮した亨は後先のことを考えずに答えた。
「ああん、嬉しい」
亨の言葉に智美は素直に喜んだ。
(あたしのエッチに前向きな姿勢とモロまんこちゃんさえあれば、亨さんはいつでもギンギンになってくれるものね)
昨日だけの経験値で智美が皮算用した途端、下半身に衝撃が走った。
ズニュウウウ…
「いやああん、あああああん」
智美は今日1日の快感の幕開けに身を委ねた。
「おおっ…、締め付けが…」
「あっ、あっ、あっ」
智美の反応のよさに、亨も張り切った。
浅く…浅く…深く!左…左…上!
「あっ、あっ、あうううん。あっ、あっ、あああん」
緩急とコースを要り混ぜた亨の腰の動きに、感度のよくなった智美はさらに乱れた。
「あんっ、あんっ、あんっ、気持ちいいよぉ、あっ、あん、ああん」
今までの智美だったら声を圧し殺して喘いでいたが、昨日からの乱れ具合は、お気に入りのナナの本気セックスと同等クラスだった。
「あっ、あっ、イク…、イクううう、あああん」
女体をのけ反らした智美の淫口か亨の肉棒を締め付けた。
「くううっ…、まだだ…」
締め付けを堪えた亨が、ぐったりとした女体を抱えて四つん這いさせると、智美の方もそれに応えて直ぐに尻を突き上げた。