智美の思惑、春奈の思惑-5
さらに行き掛けの駄賃とばかりに、隠した手の指先でノーブラの乳首を挟み、スカートの上から割れ目に指を食い込ませたのだ。
「あんっ!」
身をくねらせた春奈のその直後の動きは早かった。智美が反応する前にダッと駆け出したのだ。
「あっ、待て!こら春奈!」
いたずらっ子が先生から逃れるように、あっという間に家の中に逃げ込んだのだ。
「あの女〜」
怒りをぶつける相手が逃亡してしまった智美は、その矛先を他に向けることにした。
「なにを見てなにを想像してるのよ!」
締まりのない顔で逃げる春奈の尻を見ていた亨は、智美の怒気にビクッと震えた。
「い、いや、そ、そう、外の景色だ。今日はいい天気だなあってな」
「へ〜、いい天気だったらこうなっちゃうわけね」
智美は亨の股間に手を伸ばすと、パジャマのズボンに張ったテント状の膨らみギュッと握った。
「いてて!バ、バカ、これは朝立ちだ!痛いから放せって」
亨は腰を引いて、勃起した肉棒を智美の手から守った。
「ふんっ!どうだか?」
猜疑心の目を向けた智美だったが、亨の股間の膨らみを前にその目が妖しく輝いた。
「まあいいわ」
「な、なんだよ」
「そんなに構えてないで、こっち来てあたしのパンツを脱がしなさいよ」
及び腰の亨を制して、智美は自らスカートを捲り上げた。
「はあ?朝っぱらなに言ってるんだよ。昨日散々やっただろ」
亨は呆れた。
「あたしもこんな天気のいい日に、朝からやりたくないっての」
「じゃあ、どうしてパンツを脱がす必要があるんだよ」
ぶつぶつ言いながらも、亨は仁王立ちになる智美の前に腰を下ろして下着に手を掛けた。
「亨さんの頭の中を浄化するためでしょうが!あたしのモロまんこちゃんで、妄想で膨らんだ春ちゃんのおまんこを消去するためじゃないの」
わかりなさいよ、と言いながら智美は顎で亨を促した。
「ホントにそのためかな?」
亨はぶつぶつ言いながら、智美の下着に手を掛けた。
亨が疑問に思うのも無理はなかった。起きたてにウェットティッシュで股間を拭いたはずが、智美の下着のクロッチ部分に染みができていたからだ。
亨の疑問を他所に、智美は楽しそうに口を開いた。
「さあ下着をずらしますよぉ。モロまんこちゃん、出ておいでぇ」
その声に合わせて、亨は手を掛けたウエスト部分をずり下げた。湿り気で密着していたクロッチ部分が肌から離れ、卑猥な縦スジが現れた。
「ああん、なんて可愛いモロまんこちゃんなのぉ。ねっ、亨さんもそう思うでしょ」
「えっ、ああ、可愛い割れ目だ」
有無を言わさない雰囲気に亨は素直に同意した。それに亨も無毛の縦スジを見るのは嫌いではない。
「ですって。よかったね、モロまんこちゃん。でもごめんなさいね。可愛いあなたにキスしてあげたいけど届かないのよ。でも安心してね。あたしの代わりに亨さんがしてくれるからね」
智美はそう言いながら、目で亨を促せた。
逆らってはいけない。亨はそう判断して智美の割れ目に軽く口を付けた。しかし、
「なにしてるのよ!」
その行為に納得ができなかった智美は、亨をなじった。