智美の思惑、春奈の思惑-3
「あら、換気のためじゃない…。じゃあ、こっちかな」
春奈は干したばかりの下着に手を伸ばした。
「うふふ、亨さん、もしかしてあたしがこれを干すのを見てたんですかぁ?」
春奈は微笑みながらヒモ状の下着を広げて見せた。紐状のクロッチ部分が春奈の股間に食い込む画像が脳裏を過った。
「えっ!いや、そ、そんな…」
まさかストレートに言われるとは思いもしなかった亨は慌てた。
「バ、バカなの?人の夫になに見せてんのよ!」
「あれっ?」
春奈はその智美の言葉と反応で、自分の淫らな画像を亨に見せていないことに気づいた。
(智ちゃんたら酷いよ。あれほど念を押したのに。これを知ったら明くんがガッカリするじゃないの)
残念に思った春奈は、昨晩の明とのやり取りを思い返した。
『ん?待てよ。春奈が智美さんのエロ画像を持ってるってことは、春奈のも智美さんが持ってるのか?』
1回戦目を終えてのインターバル中、興奮の起爆剤として智美のオナニー動画を見ていた明がふと気づいた。
『ご、ごめんなさい。昼間、智ちゃんのノリノリに圧されて撮り合ってしまったの。もしかして今頃亨さんも…』
露出に目覚めて自ら望んで画像を送ったことは言えなかった。春奈は明の反応にビクビクするとともに、友人の夫に見られていると思ってゾクゾクと身震いした。
しかし、そんな身体への反応は春奈だけではなかった。智美の動画を明に見せつつ扱いていた肉棒が、春奈の手の中で今まで以上に大きくなってきた。
(うそ…)
『そうか、春奈のココの画像が亨さんに見られてるとはなあ』
明は落ち着いた声のトーンのまま、春奈の割れ目に指を食い込ませた。
『あうぅ…。あ、明くん。あたしのおまんこが見られるのは嫌じゃないの?』
春奈は明の様子に戸惑いつつ、快感に身を捩らせながら探るように聞いた。
『嫌と聞かれれば、そうだな。まっ、あれだ。ほら、高級時計を持ったら人に見せたくなるだろ。この割れ目はその亜種的なもんだな』
明もストレートに答えず、春奈の反応を見ながら変化球で返した。
『高級時計?ということは、あたしのおまんこを自慢したいってこと?』
『ま、まあ、そうだな。自慢したいってことじゃなく、こういうことだ』
明は春奈が握る肉棒を指差した。
『やだ、もしかして寝取られ趣味なの?』
『まあ、それに近いかな。前からスワッピングに興味があってな』
ばつが悪そうに告白する夫に、春奈は衝撃を受けた。
『もしかして、おとなりさんとそうなりたいと思ってるの?』
真剣な目をした春奈が勢い込んで聞いた。
『わ、悪い…』
春奈の圧にたじろいだ明は、後ろめたさもあって頭を下げたが、直後に同じく真剣な目をして春奈の手を取った。
『どうだ、一度スワッピングのことを考えてくれないか』
智美のオナニー動画を一緒に見たことが切っ掛けになると踏んだ明が、ここぞとばかりに頼み込んだ。
『ちょ、ちょっと待って明くん、手を離して』
突然の告白に呆気に取られた春奈は、明の手を振り払った。
『嫌か?』
上目遣いで妻を窺う夫。それに対して妻は夫が示したように身体で答えることにした。明の手から逃れた春奈は足を開くと、さらに手で割れ目を開いた。