脱毛ワックスとソープ嬢のナナ-8
『そんなこと言ったっけ?』
『言いましたよぉ。だから、可哀想な亨さんに特別に見せるんですからね』
『それは嬉しいな』
『その代わり、もし、奥さんのオナニー動画が撮れたらあたしに見せてくださいね』
『どうして?同性のを見ても仕方がないだろ』
『うふふ、あたし、レズにも興味あるんです。亨さんの奥さんなら、美味しいおかずになりそうで』
『ナナちゃんは本当にエロいなぁ』
『うふふ、エロいですよぉ。奥さんのオナニー動画を見せて貰えたら、それをオカズにした本気モードのオナニー見て貰ってもいいですよ。撮影もね♪』
ナナは屈託なく微笑んだ。
そんなナナのエロさを亨は智美にも求めようと思ったのだ。さっきは賢者モードでうっかりしていたが、もちろん、半分はナナの本気モードの生オナニーを見たかったからだった。
「えっ、オナニー撮るの?」
「嫌か?」
今の智美なら同意するはずと思いながら亨は聞いた。
「いいよ。恥ずかしいけど…」
昼間、春奈の前でもオナニーしたのだ。智美のハードルはグンと下がっていた。
「じゃあ、エロモードで頼む」
「エロモードね…」
それで智美が思い付くのは、露出に目覚めた春奈以外にない。
(春ちゃんなら…)
春奈なら同性が見ても興奮するオナニーをするはずだ。それを想像しながら、智美はスマートフォンのレンズを自分の顔に向けた。
「エ、エッチ大好き智美です。今から亨さんに、あたしのおまんこをもっとエッチにして貰いますね」
自身の卑猥な言葉にゾクゾクした智美は、割れ目に指を這わすとレンズをその部分に向け直した。
「あぁ…、見て…、今からエッチになることを想像して…、あたしのおまんこ…、びちょびちょに濡れてます…。あぁ、ああん。土手は濡らしたらダメだけど、見て…、見て…、溝の中はエッチな汁でニュルニュルしてる…、ああん、ああん」
智美は割れ目を擦りながら、亨の反応を横目で窺った。亨は目を見開き、智美の股間を食い入るように覗き込んでいた。
(嬉しい…。亨さんたら、さっきと違って興奮してくれてるぅ)
さっきの亨は智美がオナニー中にテレビニュースを見ようとしていたのだ。智美にとってその差は大違いだった。
(よーし、亨さんしか見ない動画だけど、同性、いいえ、こうなったら例えプロのソープ嬢が見ても興奮するくらいエッチなオナニーをしよっと)
以心伝心。それは【例え】ではなかった。張り切った良妻は知らず知らずの内に夫の要望を叶えようとしていた。
「あっ、あっ、あっ、気持ちいいよぉ」
気を入れて喘ぐ智美。妻の淫らな姿を横目に見ながら、亨はヘラで脱毛ワックスを掬い取った。
「広げ過ぎないように、ソフトタイプの厚さは1ミリくらいだったな…」
使用方法のおさらいをした亨は、智美の指が往復する肉溝の片側の土手に、毛の流れに沿うように脱毛ワックスを塗り下げた。
「あん!」
べとつく液に一瞬女体をビクッと震わせたが、敏感になった女体はその感触も快感へと取り込んでいった。
亨が塗っている最中に、指は激しく動かせない。智美は指先で円を描くように、自身のクリトリスを撫で廻した。