ヌードモデル(露出、熟女)-11
「床に降りて、円卓に上半身だけ俯せに乗せて下さい」
玲奈は疑問を口にすること無く言われたことに従った。
「こう?」
「そうです。そして、お尻を持ち上げて下さい」
赤いベッドから飛び降りた悠也が彼女の背後に回る。キュッと括れたウェストから爆発的な勢いで張り出した、あまりにも豊満な尻が無防備に突き出されている。産毛が浮いて見える程にうぶでありながら、触れずにはいられないくらいになまめかしく、会議室の照明を反射して輝く、しっとりと白い二つの大きな魅惑の膨らみ。それらに挟まれた深い渓谷の奥には緩やかな丘があり、縦に走った亀裂の間から褐色の花びらが二枚、はみ出している。何かを待ちわびるように腫れぼったく膨らんだ花びらの内側の桜色の柔肉からは誘うように蜜が滴り、ムッチリと白い太股を伝わって流れ落ちていく。
「すげえエロいっすね……」
塚堀の感嘆は、その場の全員の感想を代弁していた。
「官能的、と言いたまえ」
江坂も自分なりの表現で続く。
口をモゴモゴさせていた光永が、思い切ったように悠也に問うた。
「お、俺が入れちゃダメかな」
悠也はニッコリと笑って玲奈の方へと視線を流した。
「それは僕じゃなくて、本人に訊けよ」
光永は銀縁丸眼鏡を弄りながら、目を合わさずに玲奈に話しかけた。
「あ、あの……い、入れるとかいうのは……」
ぷっ、と吹き出しながら、玲奈は笑顔で答えた。
「もちろんいいわよ。そのために今日は来たんだから。他の皆さんも。もちろん、女性の方も。遠慮無く私の体を使って自由に学んで下さい」
おおー、っという地響きのような声が響き、そこかしこでベルトを解く金属音とズボンを脱ぐ衣擦れ音が聞こえた。
光永が玲奈の後ろに立つ。もうどうしようもない程にいきり立った彼の肉棒は、あまりにも巨大な期待感からか、ブルブルと震えている。
「い、入れますよ」
先端が、秘めやかな女の壺口にグッと押しつけられた。
「柔らかい。それになんて温かくて……ああ蕩けそう……」
ガチャリ、とドアが開いて、社長の岩亀達也が会議室に入ってきた。
「あ、まだやってたのか」
尻を突き出し、光永を迎え入れようとしている玲奈の方を向いて一礼する。
「すみませんね、藍川さん。遅くまでコイツらの無理なお願いに付き合わせてしまって」
「いえいえ、私も楽しんでますから」
そう言ってしまってから、玲奈は自分の言葉の意味を考えて火を噴くほどに赤面した。
「あはは、それはよかった。私も参加したいのはやまやまなのですが……ここは若い者たちに譲りたいと思います。どうか、彼らをよろしくお願いします」
「え、ええ、任せて下さい」
社長が出て行くと、光永は眼鏡を直しながら、目を光らせた。それは、その場の全員の気持ちを代表するものだった。制作メンバーたちが、玲奈の尻に向かってジワリ、ジワリとにじり寄っていく。玲奈は、口元に微笑みを浮かべて目を閉じた。