あの日の記憶-9
6月、梅雨入りして、蒸し暑い日が続く。
トモキにマスターベーションを教えられ、性に目覚めた翔太少年。
女子は薄着になり、6年生ともなれば、胸のある女子はブラジャーをつけ、それが、シャツ越しに透ける。
翔太達、男子はそれだけで、興奮した。
翔太は勿論、美奈子が、今まで以上に気になっていた。
「なあ、ショウ?」
「ん?」
「美奈子って、結構色っぽくね?」
「そうか?」
「まあ、おっぱいそんなにないけど、何か、腰とかケツとか、いい感じだよなあ…」
トモキはそう言うが、翔太にはよくわからない。
それよりも、明日は木曜日…先週もその前も、美奈子は自宅とは違う神社の方へ向かっていった。
明日も、そうなのだろうか?
何故決まって木曜日に神社方面に帰って?行くのか…
「なあ、トモキ。明日って、放課後、委員会の集まりだっけ?」
「あー、そうだー。めんどくせえなあ」
委員会の集まりの日は、終わりの時間がまちまちになるため、トモキや美奈子達と帰る事が出来ない。
「(学級委員は一番遅い終わりだよな?いつも)」