あの日の記憶-7
美奈子が神社の方へ歩いていくのは、まず間違いなく、木曜日だ。
翔太も、いつも美奈子と帰る訳ではないが、木曜日に限って、神社の方へ歩いていく。
それを気にしているのは、翔太だけ。
「(神社にお参りでもしてるのかな?)」
それとも、神社じゃなく、他のどこかなのだろうか?
何で木曜日なのだろうか?
「はあ…」翔太は美奈子を思いながら、覚えたばかりのマスターベーションに耽る。
「(何とか2人きりで帰れないかなあ…手とか繋ぎたいなあ…)」
そんなに大した事じゃない事でも、今の翔太には十分興奮する妄想だった。
「(よし、今度の日曜、神社辺りを探検しようっと)」
そんなことを考えながら、一心不乱にぺニスをしごく翔太。
そして、ベッドの下に隠している、エロ漫画の興奮するシーンを開いて、射精する。