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真夏の悪夢
【レイプ 官能小説】

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第五章 処刑-1


「ははは、やっぱり小池がいると違うな」

告訴が取り下げられ、無罪放免となった岡村たちは情婦の勤める居酒屋で酒盛りをしていたが、小池和生だけは姿を見せていなかった。

「あいつはどうしている?」
「はあ、親父にこっぴどく叱られたみたいです」
「そうか、『金を使わせやがって!』と殴られているんじゃねえか?」
「構いませんよ。金があるんだから、使わせないと金だって腐りますよ」
「ははは、お前もうまいことを言うな」

しかし、小池和生は大変な状態だった。

夕方、家に帰ってきたところを、木刀で腕を折られ、その上、両足首のアキレス腱を切られ、おまけに両手の親指もペンチで潰されていた。

「和生、和生、しっかりしろ!」

サイレンを鳴らして病院に急ぐ救急車の中で父親が呼び掛けるも、顔が苦痛にゆがみ、声も出せない状態だった。

それから数日のうちに、岡村を除く、広瀬、柳田、本間と梁は同じように救急車で病院に運ばれていた。

「あんた、大丈夫なの?」
「バカ野郎、俺はあいつらとは違うんだ」
「だけど」
「いいから、お前は仕事に行け」

岡村はそんな強がりを言っていたが、情婦のアパートに籠って外に一歩もでなかった。だが、所詮、遊び人。時間を持て余し、縁日の夜店見物に出てきたところ、暗がりから腕を掴まれ、路地裏の空き地に連れ込まれた。

「お前が岡村だな」
「何んだ、じじい」

そこにいたのは小枝子の祖父とその仲間だった。



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