不破乃里子(32)-6
俺は仁王立ちになると、ソックス嗅ぎを続けつつ乃里子の眼の前にフル勃起ペニスを露出させ、片手でシコシコとしごきまくった。
「ひっ……嘘でしょ……靴下の匂いでこんなビンビンって、変態すぎるよぉ……。しかもデカいし!」
賛辞を浴びせられるとますます昂ぶりは加速度を上げる。
湿っぽいソックスのムンムンとした芳香を最大限に吸い込み、同時にしょっぱい足汗の染みを味覚でも堪能してみると、もうそれで一回目の絶頂が俺を襲いった。
「うあっ……! あ、あひゃああぁぁっ!! ヤッベえ、イクっ! イクよほほおおおぉぉ〜〜〜!!」
くっせえソックスを鼻に押し当てながら訳の分からない声で昇天している俺の顔は、まるで白痴みたいだったろう。
何故か頭の中に消防の放水車がイメージとして浮かんだ。実際、凄まじいまでの勢いで俺の筒先からは熱い奔流がほとばしって、乃里子の顔面にコテコテの白いシャワーを浴びせたのだった。
「あ、ありえないっ……靴下の匂いなんかでこんなっ……」
どろっどろに汚れた顔で、半ば放心状態の乃里子。
いきなり顔射されれば普通怒るだろうが、そんなことよりも足臭でイッた俺の変態ぶりに呆れ返っているようだった。
本日初の一番絞りとあって、俺のザーメンはかなりの濃度だ。乃里子の美顔をコーティングしたそれは、なかなか垂れていかずまるで固形物みたいに貼りついていた。
「ごめんごめん……でも最っ高だったよ、乃里子さんの足の匂い。大満足だったから、これ追加料金ね」
俺は五枚の札ビラをザーメン臭い乃里子の顔の前でヒラつかせた。
素早くそれを掴み取る乃里子。
「うっそぉ……こんなんで五万っ!?」
前金と同額が上乗せされた。早くも計十万となった報酬に乃里子は驚きながらも、眼を輝かせた。
「この先どんだけ俺から金貰えるかワクワクしてる顔だね。それには、まず一発ぶっぱなしてフニャったチンポ復活させてくれないとね」
顔射フェイスに半萎えペニスを打ちつけると、こってり付着した精汁がピチャッと飛沫になって散った。
「こんなにいっぱい出しといて、まだ出るの?」
「当たり前だろ、連続で十発まではノーカンも同然だよ?」
「嘘でしょ……あたしの身が持たないと思う」
「持ちこたえないと全額没収だからね」
「えーっ、ダメダメっ! 頑張って持ちこたえるぅ」
瞳の中に¥マークが乱舞した亡者の顔で乃里子は言った。