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遠恋カレンダー
【女性向け 官能小説】

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6月:想像-3


特に深くは考えない質問だったのに
さっきと同じように困った顔で笑った。

「聞かない方が良いと思うけど・・・」

え・・・・?

「今日はゆっくりして、部屋の片づけとか、買い出しとか」

うん・・・

「それも午後には落ち着いて」

うん。

「その後は少し考え事をしてた」

考え、ごと?

「―――さ、この話は終わり」

なんで?

「え?なんで?聞きたいよ」
「さっきも言ったけど、聞かない方が良いと思うよ?」

何それ。
私が聞かない方が良いと思う事を考えてた、って事?

「きき、たいんだけど」
「聞くの?」
「―――うん」

「じゃぁ、後悔するなよ?」
うん・・・・


「冗談でも、照れ隠しでもなくて」
うん。

「ほのかさんが好きだな、と考えてた」
え・・・・?

「離れて、会えなくて、寂しくて、今すぐ抱きしめたい。
この腕で抱きしめて、どこにも行かせたくない。
今この瞬間に抱きしめたいよ」

「小川く・・・ん」

「男のくせにって思う?でも寂しいんだ。
本当に会いたい。愛しくてキスをしたくてたまらないよ」

そんなの・・・・



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