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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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桃香語り(4)-2

 そこまで考えたところで、わたしはコミュニティバスを降り、今度は普通のバスに乗りかえました。こっちは混んでいて、座れませんでした。わたしは、コミュニティバスのほうが好きです。
(のんびりしているし、それに‥‥)
 変かもしれませんが、小さいところが、なんだかわたしみたいで、好きなんです。車庫で、この普通バスと並んで待機しているのを見たことがあるのですが、みんなよりひときわ小柄なその姿に、
(あれは、わたしだぁ‥‥)
と思ったりしたこともあります。
 自覚はしています。わたしは昔から、他人ひとから見たらたぶん変なものに、感情移入するところがあるのです。物置部屋のあのコが、いい例でしょう。
 いいんです。無理にわかってもらおうとは思いません。わたしはただ、心のままに、信じる道を突き進むだけです。
 わたしは、小さいもの、弱いものの味方のつもりです。――これもやっぱり、誰よりも自分がそうだから。


 さて、突然ですが。
 ワタクシ蒲生桃香、ここに告白いたします。
 わたしは実はこれまでに、お風呂でもなんでもないところで、この蒲生家のリビングで、白香お姉ちゃんのオッパイを、見させていただいたことがあるのです。それも、いまのように爆乳に発育してから。
 春。四月‥‥。
 海田お兄ちゃんがうちに呼ばれてくる前のことです。わたしたち姉妹が紅香お姉ちゃんの調教を決定して、
「じゃ、紅香、服を脱いで」
と白香お姉ちゃんが紅香お姉ちゃんを脱がしたことがあるのですが、そのちょうど前の日でした。
 そのとき白香お姉ちゃんは、これからの計画を細かく考えて疲れてしまったのか、ソファでごろっと身じろぎもせず熟睡中だったのです。横向きに‥‥。
 その寝姿に好奇心にかられて、
(チャンス――!)
とばかりに、その服をはだけてみたことがあるのです。
 前だけ。上半身だけ。ブラジャーもです。えへへ‥‥。
 わたしは妹だから、知っていたのです。白香お姉ちゃんは、普段はきはきしている反面、寝てしまうと、それが居眠りでも、ちょっとやそっとの刺激では目を覚まさないことを‥‥。
 読みどおりお姉ちゃんは目覚めず、おかげでワタクシはもうたっぷり、たぁーっぷり、観賞させていただいた、のでゴザイマス。
「――これって‥‥!」
 観賞させていただいた――つまり、見たときのわたしは、本当に息を飲んでいました。
 よく、女のコの間で「おまんじゅう」「おまんじゅうのような」という形容が、おっぱいを言いあらわすのに使われますが、あれは本当に、大きなそれのようでした。
 むしゃぶりつきたくなるどころか、小柄で小顔のわたしなら顔をうずめてチッソク死できるんじゃないかというような、タップリとぱんぱんにふくらんだ、それはそれはスサマジイものでした。正直、わたしはショックを受けたものでした。同時に、
(きれいだな――)
とも思いましたが。


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