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陽炎の渓谷
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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奪われた恋人-4

「ストップ。やめなさい」
 教授の声が掛かった。
 玲奈の手は止まったものの、宙で揺れている。股間に近づいては、離れ、離れてはまた吸い寄せられる様に股間に寄っていく。弄りたいのにそれが許されないもどかしさを感じているのは明白だ。
「指使いがデタラメだ。なっちゃいない。あまり練習していないんじゃないか、青川くん。どのくらいの頻度でしてるんだい?」
 普通ならそんな質問に答えるはずはない。しかし、溢れるかえる情欲で理性を押し殺されてしまっている玲奈は、躊躇いながらも告白した。
「しゅ、週に二回ぐらいしています」
「ほう、まあまあしてるじゃないか。それにしてはヘタクソだねえ」
「すみません、先生」
「しょうがない、もう一度手本を見せてあげるから、体でしっかり感じ取りなさい」
 そう言うと教授は、流麗な軽いタッチで玲奈の腫れぼったく膨れた蕾を愛撫し始めた。
「くっ、んぁあっ……」
 自分で弄っている時より何倍も激しく身をよじり始めた玲奈の唇の端からは、涎が垂れている。しかし、彼女自身はそれに気付いていないようだ。拭うこともしないで身を震わせている。
「感じるかね、青川くん」
「は、はい……」
「気持ちいいんだね?」
「そ、そうです、先生」
「君は僕のピアノの生徒だ。ただそれだけの関係に過ぎないのに、僕にこんな所を見せながら弄られているんだよ? それについてはどう思うんだい」
 玲奈は顎をガクガク震わせながら、ようやく声を絞り出した。
「してはいけないことだと思います。顔から火が出るほど恥ずかしくもあります。でも……ガマン出来ません」
「欲しいんだね? もっと」
「はい、おかしくなりそうなぐらいに、欲しいです」
 なんてことを言うんだ、玲奈、と、幸弘は胸を掻きむしられる思いで耳を塞いだ。
 音大への合格をエサにされ、仕方なく体を委ねているだけのはずなのに、女の最も恥ずかしい部分を剥き出しにして弄らせているばかりか、もっと欲しいと自分から言う玲奈の言葉は、彼には到底耐えられるものではなかった。
「ふふ、ずいぶん素直になってきたじゃないか。それじゃあ、そろそろご褒美をあげるとしよう」
 教授が手を止めると、玲奈は脱力したようにガクリと肩を落とした。その口元には微笑みの様なものが浮かび、瞳はトロンと潤んでいる。
「机から降りて立ちなさい。そして、上半身だけをうつ伏せに机に乗せなさい」
 玲奈はノロノロと床に降り、机の方に向かって上半身を倒した。机の上に突っ伏し、尻を突き出している体勢だ。
「よろしい」
 教授の手によって、チェック柄のプリーツスカートのフックが外され、ファスナーが下ろされた。そして、それはゆっくりと引き下げられていく。しなやかにくびれたウェストが露わになり、そこから続く豊満な尻を包み込んだ淡い水色のパンティが剥き出しになった。
 教授がスカートから手を離すと、それは重力に従ってパサリと床に落ちた。
 パンティのゴム部分に指が掛かり、ジリ、ジリ、と引き下ろされていく。一気に捲られてしまうより、時間をかけてゆっくりと露出されていく方が恥辱が長引く、ということを計算の上でのことだ。そしてそれは、しっかりと効果を現した。
 じれったいほどに少しずつ、白く大きな尻を剥き出しにされていくにつれ、玲奈は頬を染めて顔を歪ませ、息を荒くしていく。もしも一瞬で捲られていたならば、そんなにも恥辱の反応を見せはしなかっただろう。
 パンティは捲られ続け、やがて尻の谷間の奥に、パックリと口を開いた深い渓谷が無防備に曝け出された。そこはすっかりぬかるんでおり、柔肉の間からしたたり落ちそうな程に粘液が溢れていた。
「う、うう……」
 恥ずかしさに耐えきれず、玲奈は声を漏らした。
 今や彼女が身につけているのは、白いソックスとブラウンのパンプス、そして太股に引っ掛かった水色のパンティのみだ。それ以外の全ての肌を、教授に見られている。
「いい眺めだねえ」
 キュっと絞れたウェストから続く、産毛の浮いた無垢な肌の、豊満な白い尻。その奥に見えている秘めやかな丘は二つに割れており、今にもこぼれ落ちそうなくらいの潤いをたたえている。
「そこを開きなさい、青川くん」
 玲奈はその言葉の意味を明確に理解したようだ。両手を後ろに回し、自分の尻を掴んで左右に割り広げた。
 部屋の照明を反射してヌラヌラと光っている柔肉の花唇が大きく花開き、一筋の涎を滴らせた。
 教授は余裕のある動作でズボンを脱ぎ、パンツを捲り下ろした。するとそこから、信じられないほどに太くて赤黒い肉の棒が躍り出た。その先端はヌラリと光っており、軸部分の表面で蛇行する静脈が、ドクンドクンと脈打っていた。
 一瞬だけ振り返ってそれを見た玲奈は、そのあまりの禍々しさに顔を引きつらせ、目を逸らして身を固くした。しかし、もちろんそんなことにはお構いなく、肉棒は、玲奈の女の壺口に当てがわれた。
 やめろ、やめてくれ。眉を寄せ、歯ぎしりをしながらそう祈る幸弘。しかしその股間は、あろうことか、激しくオスの反応を示していた。今まさに、自分の恋人が、彼の目の前で脂ぎった中年男によって処女を奪われようとしているというのに。
 そんな自分の状態に気付いた幸弘が愕然と目を見開いた時、教授が彼の方を振り返った。二人の目が合う。教授がニッコリと笑った。


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