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砂漠の薔薇
【女性向け 官能小説】

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やっぱり愛されたい。
セックスという手段でしか愛が感じられないのかと笑う人がいるなら・・・
「笑われても良い・・・」
だって、やっぱりどんな綺麗な言葉で取り繕ってもエッチがしたいんだもん。

これから先の人生、エッチをしないで生きるのは寂し過ぎる。

だから―――
今別れるべきなんだ。

そんな風に自分を納得させて。

レストランを出てぶらりと夜の桜木町を歩きだした。

ふと思いついたのは気の迷いで、昨日のお店に行ってみようと思い立った。
関内駅までかなり迷ったけど、行けるかな?

タクシーが行った道を思い出して
道を何本も変えて、やっと辿り着いたのは1階に花屋さんが入っていたのを思い出したから。

このお店がなかったら分からなかった。
お店の名前も、ビルの名前も覚えていなかったけど
本筋ではないこの道で、大きな花屋が夜のあの時間までこうこうと明かりが付いて営業していたのは
飲み屋さん相手のお花屋さんなのか。

とにかくその花屋のお陰で私は昨日のお店にたどり着けた。



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