叔母と甥、一夜の過ち-13
「あっ、うっ、ぼ、僕…」
尿道の奥から精液が噴き上がろうとするのを抑えるため、腰が小刻みに震える。
「ダメよ、出しちゃダメよ。お願いだから、離れて!」
しかし、悦子から離れようと体の力を抜いたら、あっと言う間に射精してしまう。だから、太一は悦子と交ったまま体を突っ張らせて必死に堪えている。
「おばちゃん、うっ、うつ、うぅぅ…う、うぅぅ…」
「早く離して、出したらダメだから、早く離して!」
「そ、そんなこと出来ない、体、う、動かしたら、で、出ちゃうから」
「はぁはぁ、はぁはぁ、ダメよ、中はダメよ、太一…」
「うっ、う、う、う、ダ、ダメだ、で、出る…」
太一はギュッと目を閉じ、「あ、あ、あ、あああ…」と息を止めたが、それも一瞬、「うっ!」と息を吐くと、腰がガクガクッと崩れ、悦子の中で射精が始まってしまった。
ペニスがドクッ、ドクッと脈打ちながら大量の精液を吐き出す。
悦子は「あ、あああ、ダ、ダメって言ったのに…」と声に力が薄れ、その代わりに、涙が一筋零れ落ちた。
叔母と甥とは言え、男女が一つ屋根の下に寝起きするのだから、見てはいけない、見せてはいけないことがある。
この過ちは太一だけの責任なのか、それとも自分の浅墓な行為が招いたものなのか、悦子の涙には様々な思いが含まれていた。
(了)