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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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新体制-6

「で、ガルモの中のハーレムナイトと言う店に大悟君に潜入捜査に入って貰ってる訳だけど、1つ面白い情報が入ったのよね。」
大悟とは竹中大悟である。かつては警察の秘密組織のUSに所属していて、現在は中島探偵事務所で働く若菜の仲間だ。若菜の依頼を受け、キャストとしてガルモに潜入している。

「面白い情報って?」
「ガルモはそれぞれの店舗の集合体なんだけど、ビルを管理するステータスAって会社はこれまでテナントを貸し出すだけで、これまで実務には全く関わっていないとの調べだったんだけど、ステータスA社を裏で操る支配人らしき人物の存在が新たに浮上してきたの。ただその正体は明らかにされてなくて、実際には誰も会った事はないみたいなんだけど、噂では大量のビッツコインを保持しており、いわゆる億り人と呼ばれる部類の人物で、若くて美しい女性だって話。もともと千城県においてビッツコインを定着させようと様々な政策を打っていたのが前市長の佐川明子と、梶山博之を裏切り、裏で協力していた小渕愛子。城南地区で一番早くビッツコイン化に踏み切ったのがガルモである事を考えると、その裏の支配人なる若くて美しい女性ってのは佐川明子や小渕愛子の顔見知り、もしくは友達である可能性も浮かんでくるって事になる。ガルモはテナント料として全店舗に対して売り上げの20%を納めさせる契約をしてる。それは佐川明子が市長を続けるにあたり裏の資金源にしようとしてたと考えてもおかしくはない。佐川明子は派手な生活をしたくてビッツコインを使い私腹を肥やそうとしていたとされてるけど、実は野心家で常に上に上に行こうとする性格の持ち主で、その為なら手段も選ばないと言う調べもついてる。そんな人間が片田舎の市長ぐらいの立場で満足する訳がない。私の勘ではビッツコインを使い集めた資金をバックに、さらに上に行こうとしていたのではないかって。それは県知事どころではなく、首相、とか。」
「総理大臣…?」
「ええ。となると新たな関係が見えてくるでしょ?」
「あ!次期総理大臣候補と言われる高島謙也!」
マギーが立ち上がって言った。若菜はニヤリと笑う。
「そう。出る杭は打つで、例えば佐川明子は高島謙也により全裸張り付けと言うゴシップで政界から抹消された、とか。」
「なるほど…」
華英が珍しく神妙な顔つきになった。
「あくまで仮説の1つだけどね。今はその仮説をどれだけ立てられるかに尽力するわ。その仮説を1つずつ消していく事で真実が最後に残る。どれだけレベルの高い仮説を立てられるか、私達の資質を問われるわ。だからしっかりとした捜査を行い、裏の取れた仮説をどんな時でも考えながら捜査をしてほしいの。答えは仮説の向こう側に必ずいる。そこへ辿り着くのが私達の使命なんだからね?分かった?」
「はい。」
そう答えたマギーと華英は、もうすっかり刑事の顔に戻っていた。不思議だ。若菜がいるとどんな難題でも解けるような気がして来る。マギーはそんな刑事になりたいと思いつつも辞職し杉山と結婚すると言う道に傾いているのであった。

「ねーみんな、お腹空かない??ちょっとモグモグしながら自由にたくさん仮説を出し合おうよ。」
「賛成〜」
カーリングを見ながら、あーゆーリラックスした状態で意見を出し合うと意外といい意見が出そうだなと思っていた若菜はモグモグタイムをしながらみんなの意見を聞く事にした。結衣も加わり5人で意見を出し合う事になった。


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