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人妻 千佳さん
【熟女/人妻 官能小説】

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杉澤の・・・-1

 千佳は仕事中も杉澤の言葉が耳から離れなかった。『私に声を掛けてくる男は私のことが好きなんだ・・・』あの気持ち悪く嫌われ者の言葉に一瞬でも『クスッ』と笑ってしまった千佳がいた。

4月になるとどっとアルバイトが入ってくる時期になる。千佳はその御守り役を任されている。今年は大学生2人が入ってきた。島村武と倉田敬一大学の先輩と後輩だとのこと。
どことなく何も知らない、サークルで弾けているようなキャラではない2人に見えた。

声も小さくちょっと可愛くも感じた2人、ガリガリに痩せていて今にでも倒れそうにさえ感じた。最初の時期はどうしても一日中カルガモ親子みたいにくっついて廻るのは恒例の行事のようなもので、昼食も一緒に摂ることもしばしばあった。

話を聞くと2人とも独り暮らしで女性と付き合ったこともなく自炊しているとのこと。これって遠まわしに『僕達童貞です』と言ってるのと同じじゃないと少し引いてしまった。シフトが重なり3人で帰ることになった。島村が家の近くに来たところで『寄って行きませんか』と声を掛けてきた。倉田も来ると言っているし千佳は時間潰しに寄る事にした。


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