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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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紅香語り(5)-1

 ブラといえば‥‥。
 海田くんは、女性用下着に興味があるようなのです。下着や、水着といったものに。そして、特にブラジャーに。
 この間、学校帰りのことでした‥‥。
 わが蒲生家はコーヒーメーカーでコーヒーを淹れているのですが、そのコーヒーメーカーの部品、ペーパーを入れる箇所の取り外し式の部品が欠けてしまったのです。それで、買ったお店、街の珈琲専門店に行こうとコミュニティバスから降りた際、本屋さんへと入ってゆく海田くんを見かけたのです。その様子は、心なしかいそいそと嬉しそうでした‥‥。
「海田くん‥‥」
 気になったわたしは、用事は後まわしにして、彼の後を追ってその本屋さんに入りました。
 個人の経営ではなく、割合にスペースのあるお店でしたので、海田くんに見つからないように位置取りすることは容易でした――彼は、奥のほうへと歩を進めてゆきました。その足取りは、目的のコーナーがあることを、如実に示していました。
(海田くん、どんな本を見るんだろ‥‥)
 わたしは、思いをめぐらせました。
(漫画かな‥‥。それとも参考書――?)
 そうこうしているうちに、海田くんは足を止め、一冊を手に取りました。そこは視界がよさそうなコーナーで、下手に近づくと見つかりそうに思え、わたしは動くことができませんでした。
(なんだろ‥‥。男子用のファッション雑誌とか――?)
 そんなお洒落心が彼にあったらいいなと、わたしは、期待も込めて推測しました。そんなわたしの想いなど知らぬまま、海田くんは、その本の表紙に視線で穴でも開けようかとでもいうように、食い入るように見つめていました。
(なに――?)
 遠目にも小さな本であることや、カラフルな表紙が確認できました。雑誌や参考書の類では、なさそうです。
(一体、なにごと‥‥?)
 わたしの内に、好奇心が湧き起こりました。それはやがて、風船のようにふくれてゆきました。
(どんな本が、海田くんにあそこまでの熱意を――?)
と‥‥。
 彼はやがて、その本を手にレジへと立ち去りました。わたしはといえば、その姿が店外に消えてゆくのを確認した後、ぱんぱんにふくれ上がった好奇心に駆られるままにその本棚に近づき、そのカラフルな表紙の小さな本を手に取ったのでした。
(こ、これは――!)
 海田くんが熱い熱い視線を注ぎ、入るときと同じようにいそいそと買っていった一冊。それは、下着と水着少女が乱舞するライトノベル風の本だったのでした。
(え、え、ええええぇ‥‥!)
 予想が見事に覆されたわたしは、目が点になってしまいました。
 ぐるぐるぐるぐる‥‥。まるで、そんな音がするようでした。
(海田くんて、奥手な感じなのに‥‥。こんな――)
 本棚の前で立ち尽くしたわたしの頭のなかに、もやもやしたものが渦を巻いてゆきました。
(こんなのが好きなの‥‥?)


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