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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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裏切りの裏で (2)-5

ここで射精?!この可愛らしい口の中に?!とてつもない罪悪感、そんな酷いこととてもできない。絶対に嫌われるし自分の汚らしい陰茎を突っ込むだけでも憚られる。ましてその状態で愛する妻の口内に精液を注ぎ込むなど――固まって何もできなくなってしまった私。

そのときゆきが体を起こして私の下半身に吸い付いてきた――が、オーガズムを迎えたばかりで手元のおぼつかないゆきは、暴れるペニスを掴んで口に含むことができない。私のペニスはまたもあえなく暴発し、先端から大量の白濁液がゆきの顔面に向けて発射された。

「ぁああ……ぁ……あああパパぁ……ぁあ……ぁ……!!」
「ぁあゆき!…………ゆき……!!」
さっき出してからわずかな間にこんなに溜まるのかと呆れるほどの量。
「ぁ……ぁ……ぁああ……ぁあ……ん……んぁ……ああああ……」
止めたくても次から次へと精液が溢れ出て、妻の顔めがけて飛んでいく。

美しい顔が汚らしい汁に犯されて、ゆきが可哀想になる。
大切な妻の顔に小便をかけているような罪悪感。
美しい妻を精液便所として使う快感、征服感。
目に、鼻に、口に、頬に、髪の毛に飛び散る汚濁汁。

申し訳無さと圧倒的興奮に恍惚としていると、ペニスが暖かく柔らかいものにそっと包まれた。
そして強烈に吸い込まれる感覚。
「ちゅ……ちゅぅ……じゅる……じゅぷ……ちゅぅぅうう……」
私の股間に吸い付くゆきの姿――。
「ぁあああああゆき!そんなこと……」
下半身にしがみつき、目をぎゅっと閉じて私のペニスを咥えこんでいる。
「ゆき……ごめん……俺一瞬迷っちゃって、口に出せなかった」
「知ってる……そんな優しいパパが好き……じゅぽ……じゅるる……じゅぽ……ん……んん……」

舌までペロペロと這わせて、いやらしく優しく吸い付いてくる。温かい。
「遠慮なくお口に突っ込んでくるZくんに慣れてたから、戸惑ってたパパ可愛いって思っちゃった」
顔中に付着した私の精液を指で集めて口に含む。
「大好きだよ、パパ。ゆきのこと何度もイかせてくれてありがとう……じゅぷ……ペロペロ……」
「あぁ、ゆき……」
「それからゆきとのエッチで何度も射精してくれてありがとう……嬉しかったよ……ペロペロ、チュウ……」
「ゆ、ゆき……嫌じゃないの?こんなに汚されて」
「全然。パパの全部が大好きだもん。こんないやらしい奥さんでごめんね……チュゥ……ジュルジュル……ゴックン……」
「謝らないで……!すごくいやらしいけど……すごく可愛いよ……!」

頬を上気させてニコっと優しく微笑むゆき。
「また飲んじゃった……ふふふ」
取り切れなかった精液が顔のあちこちに残り、大粒の汗の浮かんだおでこやうなじに乱れた髪が張り付いている。



凄まじい興奮の渦の中で一緒に果てた私とゆき。
フェラチオ、口内射精、シックスナイン、顔射そして飲精まで、すべてをゆきのリードで初体験してしまった。

「……ゆきがこんなにエッチだったなんて俺知らなかったよ」
もちろん本当は何年も前から知っているのだが、嘘も方便である。
「嫌われちゃった……?」
「ぜんぜん!……最高のセックスだったよ!」
「パパがゆきのこと愛してくれるからだよ……」
「そんな、俺感動で泣きそうだよ」
「パパが喜んでくれてゆきも嬉しい。ゆきも泣きそう……!」

ゆきの言葉にももちろん「嘘も方便」が含まれているのはわかっている。私の愛する妻は夫以外の男とのセックスでも同じように愛をささやき、その男の肉棒を求め気持ちよくなってしまう女だ。わかっているがそれでも愛おしい。しっとり汗ばんだ妻の甘い体臭が心地よくて、ぎゅっと抱きしめる。私の胸の中でゆきがつぶやいた。

「パパ、大好きだよ。愛してる……」



私たちの夫婦生活に、フェラチオとシックスナインも加わった。ゆきの前なら私は恥ずかしくなることも気まずくなることもなく、安心して自分のペニスを晒せるようになった。ご近所もネット民も誰もが羨む美人妻が、毎日毎晩、顔や口への射精をおねだりしてくれる。幸せそうな火照った表情で私の精液を浴び、そのすべてを飲み干してくれる。

この女が、本当に現在進行系で浮気しているのか。そのはずだと今でも覚悟はしているがどうにも信じられない。Zの名前を口に出してのオナニーは今でもときどきしているようだ。ただその頻度は以前より減った。Zとの浮気で満たされているからなのか、浮気心が落ち着きを見せているからなのかは分からない。私だってオナニーのおかずは頻繁に変わるし、どんなにゆきのことを愛していても近所の美人妻や会社の同僚女性で抜いてしまうこともある。自慰行為で浮気を判断することはできない。

ゆきの行動にも怪しいところはない。不規則に残業も発生する仕事なので正直会社帰りに何かあっても知る由もないのだが、少なくとも今までより特別帰りが遅くなっているわけでもないし、不審な外出もない。やはりゆきはあの秘密のデートが、最初で最後の浮気だったのだろうか。私の妻は軽々しく夫以外の男に抱かれるような女ではなく、過ちを反省しているのだろうか。なんの変化も兆候もない日々、平穏で愛に溢れた毎日。

もちろん浮気していたとしても見守るつもりである。しかしそもそもゆきとZの間にはもう何もないのかもしれないと、この頃の私は少しずつ安堵するようになっていった。


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