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イケナイコト?
【兄妹相姦 官能小説】

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イケナイコト?-1

仕方がなかったの。だって、好きだったんだもの。ずっと、ずっと、昔から。
優しくてかっこ良くって、大好きな兄さん。
頭が良くて、運動神経が良くて、何でもできる、スーパーマンみたいな人だった。
今は私立のエリート高校で音楽の先生をしている。
子供の頃からずっと一緒で、いつもあたしを守ってくれた人。
忙しい両親の代わりに、色んなことを教えてくれた人。
兄さんが、好きだった。
いけないコトだって、わかってたけど。
でも諦められなかった。
一回だけでいいから、兄さんの恋人になってみたかった。

その夜、あたしは15歳。
明日から、兄さんの勤める高校に入学することになっている。
コドモでいられる最後の夜の今夜、兄さんに、抱いてもらいたい。
やり方なんて全然わからないけど、もうずいぶんと前から、覚悟は決めていた。
お風呂上りの火照った身体にバスタオルを一枚ぐるっと巻きつけ、あたしは自分の部屋には戻らずに、そのまままっすぐ兄さんの部屋の扉を、開けた。

「…兄さん?起きてる?」
「薫?どうした」
扉の隙間から身を滑らすようにして中に入ると、まだネクタイを締めたままの兄さんが、パソコンに向かって忙しそうに何かしている。
せわしなくキーボードを叩く音を聴きながら、あたしは心臓が壊れそうなくらいにドキドキしていくのを堪え、ゆっくりその背中に近づいた。
「あの…あのね…」
「ん?なんだ?…って、おまえ、何て格好してるんだ!」
くるりと椅子を回してこっちを向いた兄さん、ちょっと赤くなって怒ったように怒鳴ったけど、あたしは構わずバスタオルを床に落とし、そのまま彼の胸の中に、身を投げ出した。
「か…薫っ!離れなさい!何の冗談だっ!?」
あたしは裸のまま兄さんの膝の上に乗り、腰を押し付けるようにしながらぎゅっと首に腕を回して、肩に顔を埋めた。
「冗談じゃ、ない、よ…」
「薫…?」
「好き…」
「なんだって?」
「兄さんが、好きなの…すごく、すごく、好きなの。」
「な…」
あたしは顔を上げると、呆気に取られている兄さんをじっと見つめ、思い切って、そのまま唇を…重ねた。
「か…お、る……っ!」
ずっと憧れてた、兄さんの唇。
柔らかくって、タバコの匂いがする。
「ん…ふっ……」
唇重ねているだけなのに、頭がクラクラして、身体がボーっとなってきて…。
どうしよう。あたし、兄さんが好き。
ホントにホントに、すっごい大好き。
「ん…はなし、なさい、薫…」
ちょっと怒ってるみたいに、兄さんがあたしを引き離そうとするけど、あたしはそれを無視して、しつこくただ重ねるだけのキスに酔っていた。
「か、おるっ!」
「……きゃっ!?」
と、それまでされるがままだった兄さんが、急に強い力であたしを抱きしめてきて、しがみついたまんまのあたしを抱えるようにして椅子から立ち上がる。
「や…ちょっと、兄さん、何…」
落っことされないように無意識に抱きつくと、兄さんはあたしを抱いたまんま、隣のベッドに倒れこむ。
あたし、兄さんの腕の中に抱き込まれるような形になって、間近で顔を覗き込まれて、さすがにちょっと緊張した。
「そんな子供だましのキスで、どうするつもりだ?」
「えっ?」
「教えてやるよ、大人のキス」
びっくりして眼を見開くあたしに、兄さん、噛み付くみたいなキス、してきた。
「んっ…ふ…っ!」
唇を甘がみされて、息苦しくなって空気を吸おうとした瞬間、すかさず舌が入り込んできて、吸い付くみたいに、絡まるみたいに、兄さんのキスがあたしをうっとりさせていく。
「は…あん…にぃ、さ…」
片手であたしの頭を押さえながら、より深いキスであたしを酔わせ、反対側の手でやさしく円を描くように胸に触れる。
今まで感じたことのない性感に、あたしの身体は敏感に反応した。
「んっ…」
「オレに抱かれたかったんだろう?力を抜いて、素直に感じて見せろよ」
「あっ…あっ、兄さん、やだ…!」
「いいね。可愛いじゃないか。どこまで乱れてくれるのかな」
イタズラするみたいな口調で笑いながら、兄さんはあたしの胸を、口に含んだ。
「は…ぁ…やぁん!」
覚悟はしていたの。
痛くて苦しくて怖いコトだって。
でもこんな感じ、何?怖いよ。
気持ちよくなるなんて、知らない。聞いてない。
あたしがあたしでなくなるみたい。
抱かれたかったのは、本当だよ。
でも、でも、こんなのって…。
「やっ…にぃさ…ん、ごめ…やっぱり、ヤ、ダ…」
あたしはぎゅっと眼をつぶり、押し返すように兄さんの肩に手をかけた。


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