3月:ホワイトデー-4
荒くキスをされて、唾液が口元から流れ落ちたのを見ると
優しく笑ってそれを舐めとった。
今度は優しく優しくついばむようなキスをする。
「時間は・・・明日の朝まで、良いかな?」
耳たぶを噛みながら、甘い吐息とともに
お願いとも命令とも取れない甘い呪縛を口にする。
胸をはい回る手にしびれて
声が出なくてうなづきで返事をする。
そのジェスチャーに満足したのか
小川くんは私の服をあっという間に脱がせた。
「好きだよ」
初めて言われたその言葉に、身体も心もしびれた。
「好きよ」
初めて言ったその言葉で、貴方の身体と心をしびれさせたい。
下着を脱がされてゆっくりと秘部を触られる。
小川君は片手で身体中を撫でまわし、もう一方の手を身体の奥に滑り込ませた。
「んっ・・・」
その指をゆっくりと私の中をかき回す。
そしてそのまま、口を近づけた。
「ゃだっ」
「いや、じゃないだろ?」
顔をあげて妖しく笑って、再び私自身に唇をよせ舌を這わせる。
「小川く・・・っ」
「ただ、俺を感じて」