あなたは平凡な男子校生。(9)-2
乳房のサイズにしては小さめの乳輪には、これも小さめな桜色の乳首がちょこんと乗っている。その可憐な双子の恥蕾は、くっきりすぎるほどくっきりと、あなたのに目に焼きつけられた。そして、その左右のどちらも、これからへの期待にふるふると小刻みに揺れ、あなたを誘惑して止まない。その可愛い動きは、蒲生紅香の内心の現れでもあった。
「じゃあそろそろ、観賞タイムはここら辺で、モミモミタイムかな♡」
やがて、すっかりこの場の仕切り役と化している白香が、妙に元気よく宣言した。桃香も戻ってきていた。
「言っておくけど、海田くん。これも仕事の一環だからね。今日的にはおまけだけど、いずれやるメニューなんだから」
こんこんとあなたに説く白香に、
(しゅ、集中せねば‥‥。目の前の状況に‥‥)
と、あなたは緊張させられていた。白香は、そんなあなたを横目に、今度は紅香にからんでゆく。
「ふふふ‥‥。紅香、海田くんが言いたいことがあるんだって」
紅香は、え、というように、顔を上げた。ほつれた髪が顔にかかり、艶かしかった。
「海田くん、毎日、紅香のオッパイで妄想していたそうよ。気の毒ねえー」
これにあなたは、そんなことねーよ!‥‥と言おうとしたが、その文句をぐっと飲み込んだ。子どもじゃないし、あまりにも白香のペースに乗せられてしまうように思ったからでもあるし、また彼女が紅香を背後から押さえている格好のいま、よけいなことを言って、せっかくの機会を不意にしたくはない、という計算もあった。
「無理しなくていいのよ、海田くん。だって、こんなに大きくていやらしいオッパイしてたら、当たり前よねえ?」
「‥‥‥‥」
「今日はしないけど、そのうち、思いきりこの紅香のオッパイにむしゃぶりつかせてあげるからね」