賭け事-1
五章(賭け事)
屋代老人のマンションで教え様とした時に一つの提案が出された?
屋代老人(わしも薫ちゃんの将棋の指導で上達したと思うのだが
今宵は真剣勝負をしてくれないかな?
若い頃に相場師で築いた勝負心が沸いてきてね、
勝負の賭けは6万円でどうじゃ!
わしが負ければ6万円を薫ちゃんに払うよ。
当然、薫ちゃんが負けたなら6万円は持っていないから、
今夜一晩はお爺ちゃんの命令を聞いて貰うよ、
ただし、たった一つの条件をのんでくれたなら、
条件の内容は勝負を承諾してくれたら話すよ、
それと薫ちゃんに乱暴な事や本当に嫌がる事は
絶対にしないと約束をするよ、
薫ちゃんには条件付きでも有利だけどね?)
僕は驚き考えた。
たしかに将棋は僕の方が
まだ屋代さんより上手く勝てる自信があった。
それに一晩で6万円を儲けるチャンスは無いと思った。
負けても優しい屋代さんが僕に酷い事はしないという、
安心感があったので勝負を受けることを承諾した。
僕(勝負を受けます。)
屋代老人(これで決まった、勝負回数は五回の内に三回を
先に勝ったのが勝利者だよ、
それと条件の事だが将棋勝負の前にお互いに風呂に入り
身を清め、そして薫ちゃんは指定した神聖な衣装を身に着け、
その上に普段着を着て奥にある特別な部屋で勝負を行い、
一回負ければシャツを脱ぎ、二度目に負ければズボンを脱ぎ、
三度目でわしが勝者なれば薫ちゃんに絶対な命令ができる。
わしが負ければすぐに6万円は支払う。
それで将棋勝負は終わりじゃ!このルールで勝負を受けてくれ、
なければ将棋勝負は取り消しするが薫ちゃん依存は無いか?)
僕は負ける気がしないのでルールを了解した。
屋代さんは凄く嬉しそうな表情をした。
先に屋代さんが風呂に入ったが直ぐに出てきて、
僕に裸を見せた。
屋代さんの裸はサウナで僕が見た感じが違っていた。
その時は緊張していたので老人の体つきだと思い込んでいたが、
改めて見てみると屋代さんは僕より一回り体つきが大きく、
老人の割には逞しい体型だった。
屋代さんの逞しい身体は法被と六尺褌だけの姿になって、
僕に、どうだ!言わんばかりに見せた。
僕も屋代さんと同じ神聖な六尺褌を身に付けると思った。
僕は広い豪華な浴室へ入りながら
浴依籠に目を向けたが褌も他の衣装がなった。
僕は将棋勝負に勝って母親に6万円を渡す事を考えながら
広い浴槽の湯に浸かった。