ご近所さんにエッチなサービスを-2
「じゃあね。今夜はお互いに可愛がって貰おうね」
「う、うん。帰るね」
春奈に見送られて外に出た途端、無防備な股下に風が通り抜けた。
(やだ、すーすーする…)
改めてノーパン状態を実感した智美は、これまでにない羞恥を覚えた。
(さっきより風が強くなったみたい)
智美の心配したとおり、この日の天気は昼前から風が強くなるとの予報だった。
そんな智美にとって幸いなことに、分譲地は全てオープンスペースの外構だった。門扉がないため、両手に抱える荷物を下ろす必要がなく、路上に尻を晒さずに敷地内に出入りが可能だった。
しかし、大岩老人を避けたい者には、そのオープンスペースの外構は両刃の剣だった。
「ん?」
智美の短いスカート姿は、居間から外を窺う大岩老人の目に留まっていたのだ。智美のむき出しの太もも見た大岩老人の目が輝いた。
「おっと、こうしちゃおれん」
大岩老人は老人とは思えぬ素早さで吐き出し窓から外に出ると、自分の敷地に入ろうとした智美の尻に向かって声をかけた。
「智美さん、なにを持ってる?宅配便かな」
こうして何かにつけて、前を通る主婦に声をかけるのが大岩老人の楽しみだった。もちろん、そのときの視線はあからさまに女体を追っていた。
それを嫌う近所の主婦達は、極力大岩老人がゲートボールに興じる時間帯に家の前を通るようにしていた。どうしても通らなければならない場合は、声が掛けられないように、歩いて5分の場所でも車で移動するか、自転車の全力こぎで対応していた。しかし、それでも大岩老人の網にかかる者は居るものだ。この日の智美のように。
「ひっ!な、なんでもありません!春奈さんと一緒に買った食器です!」
ギョッとした智美は、無防備な尻とむき出しの太ももを隠すために、くるりと大岩老人に向き直った。
しかし、智美は慌て過ぎた。ぶるんと揺れるノーブラの胸を大岩老人が見逃すはずはなかった。
「うほっ♪ノーブラじゃないか」
大岩老人の好色な目が輝いた。
「ひっ…」
「おおっ!乳首が浮き出てるぞ」
「いやん」
大岩老人の視線を気にした智美は、両手に持った箱で胸を隠したが、そのタイミングをエロ神様は見逃さなかった。午後に向けて強くなった風が智美の足元を通り過ぎたのだ。
「おおおおっ!」
見開かれた大岩老人の目が全てを物語っていた。大岩老人は捲れ上がったフレアスカートの中、むき出しの割れ目に顔を近づけた。
「きゃあああっ!」
危険を感じた智美は、股間の高さに下げた大岩老人の後頭部に宅配便の箱を叩き下ろした。
「ぬおっ!」
相手は老人だ。智美はそんなに強く叩いたわけではない。しかし、大岩老人はこのチャンスを逃さなかった。叩かれた衝撃でバランスを崩した風を装い、仰向けで受け身を取ったのだ。その下からの視線はもちろん智美の薄毛の股間に注がれていた。
「おおっ!まんこモロ見え!」
愛液で貼り付いた陰毛は、ハッキリと割れ目を透かして見せていた。
「や〜ん」
辱しめの言葉に堪えられなくなった智美は、くるりと反転すると脱兎の如く自宅へ駆け出した。
このとき、慌てた智美は気づいていなかった。大岩老人の頭を叩き下ろした衝撃で手にした箱の蓋が開き、駆ける振動と吹き込む風の悪戯で濡れた下着が溢れ落ちたことを。
智美の生尻を捉える大岩老人の顔に、風に煽られたそれがべちょりと張り付いた。