梨花-45
「美人も梨花さんくらいの美人になると却って自意識なくなっちゃうのかな? 梨花さんは体も素晴らしいけど、男ってやっぱり最初に見るのは顔なのよね。だって顔は服着てないし、体は服着て隠れてるでしょ」
「美子さん面白いこと言う。こんど顔に服着せて歩いてみようかな」
「そういうのは私みたいなブスがやんのよ」
「プロレスラーみたいなマスク被ったら美人かブスか分かんなくていいわね」
「世の中平等になっていいね」
「いいですねー、それ」
「あら。梨花さんなんか美人で得してばかりなんでしょ」
「そんなこと無い無い。美人で損することの方が多いんです。それ程の美人じゃないけど」
「そうよね。美人だと却っていじめられたりするんでしょ?」
「ええもう。『女はちょっと顔がいいと座って酒飲んでるだけで高給貰えていいな』って言うお客さんも多いですよ」
「そういうのってさ、君は美人だねっていうのをちょっとヒネッて洒落たつもりで言ってるんじゃない」
「そうかも知れないけど頭来ますよ」
「そうよね。そんならお前も整形してホストでもやれって言ってやりたいわね」
「ハハハハ、ほんとほんと」
温泉に付くと早速4人は浴衣に着替えて大浴場へと向かった。脱衣所で脱いでいるうちに早くも梨花は目ざとい美子にあそこを見られてしまった。
「ネェ、梨花さんて、もともと毛がないの?」
「ああこれ? 違います。オサムが剃ったんです」
「ねえねえ、それ何?」
「これはキスマークです」
「えっ? キスマークってそんな所にも付くの?」
「付きますよ。ずっと吸ってれば」
「いいわねえ。そんな所ずっと吸ってくれるなんて。うちなんかチョコチョコっといじってズブリよ」
「ズブリがあればいいじゃない。うちなんかもうズブリとは随分ご無沙汰だわ」
「外でズブリとやってんじゃない?」
「そうに決まってるわよ。私も外でズブリとやられて来ようかしら」
「梨花さんは新婚さんだからいいわね」
「ええ、幸せです。昨日は体がバラバラになるくらいやりまくりました」
「言ってくれるわねえ」
「いいわねえ。私も一度体がバラバラになるくらいやって欲しい」
「それでそれは浮気封じ?」
「ええ。と言うよりもお返しかな?」
「何? お返しって?」
「オサムが浮気しないようにあそこの毛を剃っちゃんたんです。それでついでに周りにいっぱいキスマークを付けて上げたの」
「んまぁー。もう聞いてるだけで私濡れて来ちゃった」
「私もー」
「いいわねー。私ももう1回新婚時代に戻りたい」
「あの薔薇色の日々よ今いずこ」
「ハハハ、でも梨花さん大分前から一緒に住んでいたんじゃ無いの?」
「ええ、もう3年半くらいになります」
「それでまだそんなに甘いの? 信じらんない」
「子供がいないからよ」
「そうか。子供が出来ると途端にお父さんとお母さんになっちゃうもんね」
「それっていいな。私も早くお母さんになりたい」
「避妊はしてないのに子供が出来ないんですってネ」
「ええ。オサムが子供欲しがらないから罰が当たってるのかも」
「オサム君子供が欲しく無いの?」
「ええ。このおっぱいを盗られてたまるかって」
「ワハハ、それはいいわね。今度オサム君をからかってやろう」
「でもそんな立派なお乳してたら沢山出るでしょうネ」
「そんなの大きさと関係無いのよ、美子さん」
「そうなの? うちの人がお前は小さいからそんなに出る訳無いさって言ってたから」
「そんなの嘘、嘘。大きさは関係無いの」
「それじゃ私も全然出ないかも知れないですね」
「さあ、それは分かんないけど。でもやっぱり如何にも沢山出そうなおっぱいね」