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梨花
【その他 官能小説】

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梨花-28

 「なんで? 付け出しって食べちゃいけないの?」
 「そうじゃ無いけど手を付ける人余りいないでしょ。だからお客さんが帰るとまたそれを別の人に出したりしてどんだけ古いか分かったもんじゃ無いのよ」
 「えーっ、そうなんですか?」
 「そうよ。だからラッキョみたいな腐らない物ばっかり」
 「厭だなあ。もう付け出し食えなくなっちゃったな」
 「でも私の店は付け出しってチョコレートとポッキーだけだから」
 「梨花は銀座だもん。何か食べたきゃ高い金出して外から取れっていうんでしょ?」
 「うん、寿司とかね」
 「あれ当然上乗せしてるんだろ、料金?」
 「そりゃそうよ」
 「ネェネェ、お寿司の話したら私お寿司食べたくなっちゃった」
 「えー? 私なんておなかいっぱい、もう何も食えないよ」
 「こらこら、綺麗なおっぱい出して『食えないよ』っていうのはいけません」
 「えっ?」
 「だから時々国語の先生になっちゃうの。言葉づかいにうるさいのよ」
 「ああ、私もう何も食えませんわ」
 「どうもしょうがない人だな」
 「ネェ、私はどうしても寿司が食いたいですわ。私の彼氏がね、働いてる寿司屋が赤坂にあるんだけどこれから行ってみない?」
 「えーっ? めんどいよ、それは」
 「でもね、そこは綺麗な姉ちゃんが行くと凄く安くしてくれんだよ」
 「ホント? そんな店があんの?」
 「あるある」
 「じゃ行こ行こ」
 と結局アスカの彼氏が働いているという赤坂の寿司屋に揃って出かけることになった。総勢5人なのでオサムと梨花は2人でタクシーの助手席に座った。
 「モデルさんか何かですか?」
 とタクシーの運転手が聞いてくる。
 「そう、モデルさん」
 「いいですね、綺麗どころに囲まれて」
 「いや、仕事だから」
 「するとお客さんはマネージャーか何かですか?」
 「そうそう。マネージャー」
 「いいですね。美人に囲まれて仕事出来るなんて。それに皆さん巨乳だし」
 「そう。美人は見飽きてるけど巨乳は見飽きない」
 「うちのカミサンなんかも、結構大きい方だったんですけどね。ところが子供を4人も産んだからしぼんちゃって、その上垂れてるんだからもう見るも無惨っていう奴で」
 「小さくても垂れるの?」
 「ええ垂れるもんなんですな、これが」
 「それはちょっと無惨だな」
 「ええもう酷いもんですわ」
 「お前も子供を産むとしぼんで垂れちゃうのかな?」
 「知らないわよ」
 「いや、そちらの方はそうはならんでしょう。大きさが違うし第一張りが違う」
 そんな話をしているうちに着いたが、こじんまりした、しかしとても清潔そうな綺麗な店だった。日曜だから空いていて、5人並んで座ることが出来た。オサムを挟んで両脇に女どもが座ろうとするのでオサムは慌てて端に移り、梨花を隣に座らせた。こうすれば梨花の方を向けばずらっと8個のオッパイが並んで見える訳だ。いずれも劣らず大きいが中でもやはり梨花が大きい。アスカのはすっぽり覆われているから僅かにはみ出した部分の肉付きで大きそうに思うだけで正確なところは分からない。ユカリのは形は素晴らしく良いが大きさという点ではほんの少し物足りない。ジュンが梨花に匹敵するくらい大きそうだが、これはゆったりした生地に覆われているから良く分からない。梨花の肩越しに見えるジュンの白い背中を見ていると女の体は背中にも魅力があるもんだなと新しい発見をした。そして背中にシリコン入れておっぱいを作るという話を思い出して知らない内ににやけてしまったらしい。


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