画像をメール送信-3
「本気なの?でもそれって、あたしのエッチな声も入ってるじゃないの」
「大丈夫よ。さっき、智ちゃんのエッチな声が入る前で動画をカットしたから」
智美が下着の愛液を拭き取っていた僅な時間に、春奈は編集アプリを使って動画を前後に分けていたのだ。
「大丈夫なのね」
「心配しなくていいって。何度も言ってるでしょ。明くんにはあたしのエッチな姿しか見てもらいたくないもん」
春奈は智美に微笑みかけながら文字を打ち込み、手慣れた様子で動画を添付すると、躊躇せずに送信ボタン押した。
「ふう。完了」
すると、ものの1分も経たないうちに、今度は明から返信が返ってきた。
「うそ…」
そのメールの内容を見て、春奈の顔面が蒼白になった。
「どうしたの?エッチしてくれるの?」
春奈の様子を訝しんだ智美は、スマートフォンを覗き込もうとしたが…
「ダメ!」
春奈は慌ててそれを隠した。
「どうして隠すのよ」
「えっ、あっ、ああ、え〜とね、明くんの勃起したオチンチンの画像が添付されてるの。いくら智ちゃんでも見せられないよ」
「あっ、そうなの。ごめん、それはさすがに一線を引かないとね」
春奈のでまかせを智美はあっさりと信じた。ほっとした春奈は改めてメールの文字に視線を移した。
【これ?智美さんじゃないか!よくこんなの撮らせたな。ご褒美に今日も2回、いや、3回だ!】
テンションの上がった春奈は、間違えて智美がピンクローターを使っている動画を添付していたのだ。
「うふふ、興奮したオチンチンの画像を送ってくるなんて、春ちゃんも一杯してもらえそうね」
「え、ええ…。送った動画で凄く興奮してるみたい…。は、ははは…」
にこやかに言う智美に対して、さすがの春奈も笑顔をひきつらせた。
「よかったね。春ちゃん♪」
その笑顔に申し訳なく思った春奈は意を決した。
「と、智ちゃん!」
「なによ?大きな声出して」
「よ、よかったら智ちゃんにもあたしの動画を送っとくね」
せめてもの償いだった。と言うよりも、明の興奮を通じて春奈にもスイッチが入っていた。
(あたしも見て欲しい…)
露出に目覚めた春奈は、自分の淫らな姿で智美の夫の亨にも興奮して欲しくなったのだ。
「えっ?要らない要らない」
智美は速攻で断った。
「いいからいいから、遠慮しないで。でも、亨さんには絶対に見せないでね。絶対だよ。わかってるよね。亨さんにだよ」
春奈は何度も念を押しながら、今度は間違えないように自分の動画を添付して、智美のスマートフォンに送信した。
「いいって言ってるのに〜。反対にあたしのが欲しいって言っても絶対に送らないからね」
添付されている動画をチェックしながら智美は念を押した。
「いいのよ。気にしないで(送ってもらう必要はないのよ…)」
返しながら春奈は思った。
「でも、智ちゃんの動画を見たら、うちの明くんなんて興奮して何度も求めて来そうだけどね」
「まさかあ」
「亨さんもあたしの動画で興奮して、何度も求めて来たりして」
「えっ?」
「うそうそ。あっ、それと、パイパンにするときの引き合いにあたしのこと、亨さんに絶対に言わないでね。絶対だよ」
「わかってるって。そんなこと言うわけないじゃない」
(どっちだろ?)
にこやかな智美の表情を前に、判断のつかなかった春奈は、少しだけ保険をかけることにした。
「でも、どうしてもパイパンのことで亨さんに言う切っ掛けがなかったら、少しくらいならあたしのこと言ってもいいよ…。あっ、あたしのパイパンまんこの写メも送っとくね」
上気した春奈はソワソワしながらスマートフォンを操作した。