卑猥なファッションショー-1
【卑猥なファッションショー】
「ぁあっ、んぁああっ…あああああ!!!」
春奈がこっそり構えるスマートフォンの前で、大量の愛液を撒き散らせながら智美は派手に絶頂を迎えた。
(すごっ…)
春奈は初めて見る光景に女体をゾワッと震わせた。
(お隣さん、それもママ友のオナニー見るなんて変な感じ…でも…)
よく知る友人が果てた姿を前に、なんとも言えない感覚を覚えたが、それが性的な興奮につながっていくことを春奈は予感した。
智美のオナニーを見届けた、と言うより盗撮していた春奈は、智美が絶頂の余韻に浸り、満足げな笑みを浮かべる顔のアップと、最後に弛緩気味に開く割れ目のアップで撮影を締めくくった。
(撮れ高バッチリ♪)
自分の成果に満足した春奈は、智美にばれない内に録画していたスマートフォンを脇に置いた。
「うふふ、派手にイッちゃったね。はい、どうぞ。これで濡れ濡れのおまんこ拭いて」
息を整え、満足げに目を開けた智美に、春奈はウェットティッシュを差し出した。
「えっ?」
我慢できなくて見境なくオナニーを始めたが、欲求が満たされて冷静になった智美が辺りを見渡した。
「や、やだ…あたしったら…」
自分のオナニーが原因で、布地のソファーに染みを作ったのは元より、床やソファーテーブルの上にも愛液が飛び散っていたのだ。
自分のオナニーの余波に、智美は今さらながらに恥ずかしくなった。
「ご、ごめんなさい!」
慌ててウェットティッシュを受け取った智美は、自身の割れ目を拭うことなく、ソファーの前に屈み込み、春奈に尻を向けてソファーの染みを取り始めた。
「取れるかな…」
智美の心配の声を聞いて、悪戯心の湧いた春奈はニヤリと微笑んだ。
「取れなくていいよ。その染みは智美さんのオナニーの跡だって、旦那に言っとくから」
その言葉に智美の動きがピタリと止まった。
「じょ、冗談よね…」
そんなことばらされたらここに住んでいられなくなる。智美は目を剥いた。
「うふふ、うそよ。女同士の秘密を言うわけないじゃない」
しかし、春奈は今言った方がうそになるかもと思った。と言うのは、昨晩『ピンクローターは智美が買った』と話した後、それに興奮した明が2回戦目を挑んできたからだ。明にすると清楚な女がエロいのは興奮するそうだ。少し妬けたがそこは我慢して春奈は2回目の快楽をむさぼったのだ。
今夜も複数回を求めたい春奈は、智美の卑猥さを暴露して明を興奮させたい。しかし、さっき撮ったオナニー動画では重すぎる。そのため、その染みを興奮の起爆剤の候補と考えたのだ。なので、卑猥な痕跡はやはり残しておきたい。
「そのソファー、軽く拭くだけで乾くとわからなくなるのよ。あっ、そんなに強く擦らないで、そうそう、軽く押さえるだけでいいよ」
「でも…」
智美にすれば、この大量の愛液の染みが簡単に取れるとは思えなかった。
「大丈夫だって。よく見て、あたしのところも、今のオナニーで染みてるでしょ」
「うん…」
「毎日そこでオナニーして同じくらい染みを作ってるけど、これまで気になったことなかったでしょ」
春奈は智美の染みがある場所を指さした。
「そ、そうだったかな?」
自分の座っていた場所で毎日オナニーしていることが気にかかったが、今はそれどころではなかった。