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わるい娘、メンヘラビッチとの出会い
【学園物 官能小説】

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あたしのママは変な人-3

 嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、絶対に嫌だ! もしそんなことになってパパとの関係が他のうちと違っているなんて順子は知りたくなんかないはずだ! そんなことをママが知ったら、ぜったいに順子の為だとかといって世間に精一杯さらけ出し、盛大に大騒ぎするんじゃないかと、こんな可哀想な母親で、憐れな娘の為に頑張りますって大声で言い出すんじゃないかと、そんな家族の崩れるところを見るの絶対に嫌だ!
 この先何を順子が喋ったのかあたしにも記憶に残らなかったんだけど、言葉を選んで、時間をかけ懸命にママをなだめたの、「絶対いじめられたりしたら一番にママに相談するから、今はお友達とのことそっとしておいて下さいって」
 気が付いたら夜の12時を過ぎて、ようやくママも諦めてくれて、どれだけ胸のつかえがとれたのかって、おかげでクタクタになってね、泥のように眠りに付いたの。
 次の日、遠足のあとの日だったので、休養のためというか土日だったの、だから舞と約束をして、リサイクルショップに服を見に行きたいとママに頼むと珍しく五千円札をくれたの、付いてこられるのかとびくびくしていたけど、そんなことがなくてよかった。
 舞とママを逢わせたくなかったから、彼女のうちまでバスを使い、舞の家からリサイクルショップのある葛西までは彼女の自転車に二けつしていくことにしたの、それくらいこの娘とは気楽に付き合えるんだって。
 女の子同士だから、お気に入りの服を見ながら、カワイイを共有しあうのは楽しかったし、時間が過ぎるのあっというまで、
「順子ってブラまだなんだね〜」
「え、う、うん、舞はもうしてるんだね」
「男子の視線が気になるでしょ、順子もママに頼めば?」
 だけどなにかが違っている気がする。舞は中一でもうブラジャーを着けていて、そういえばママがブラジャーを着けてもあたしにはつけなさいとも言わないし、考えたこともなかった。
「でもママってあたしに始めて生理来たときなんかすっごい嫌な顔してさぁ」
「えー、そんな親いるのぉー?」
「うん、だって怒ってあたしの顔面にナプキン投げつけて来るんだもん」
 そこまでいってしまってから、はっとなってしまった、やっぱりうちの親おかしいんじゃないかって、そんなこと考えたくないって。
 それを舞も察してか、
「じゃ、じゃあさ、お洋服買うより、ユニクロが隣にあるから、ブラ見に行こうよ」
「そ、そうだね」
 という事になったの。


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