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よだかの星に微笑みを(第一部)
【SF 官能小説】

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ひと夏の経験-2

昼間はお坊さんを呼んでの法事があり、法事が終わるとまた長い飲み食いが始まった。
今日もただ飲み食いしてよもやま話を続けるのは苦痛に思われた。そこで俺は、歩いて行ける山の温泉に出掛けることにした。川沿いに湧いた天然の温泉だから、泳ぐ感覚で湯に浸かれる。しかも無料だ。
ところが、今朝の小学生二人が付いてくると言い出した。
「みんなお酒飲んでてつまんないもん。」
「水着なんか着ないんだぞ。」
「当たり前じゃん。知ってるよ。」
脱衣所だけは設えられたその川の、流れの一部がそのまま湯になっている。所々にできた浅い淵のところに浸かるのである。
最近は小学生も知恵が付いて、と言うべきか、自意識過剰になって、大人の異性に裸を見せることが滅多になくなった。高学年になれば尚更のことだ。けれどもこの二人は、くすくす笑いながら、俺と一緒に案外堂々と服を脱ぎ出した。
お世辞に、おっぱいがなかなか大きいね、などと言いたくなったが、幸いそういう度胸は素面の俺にはなく
「五年生だっけ?」
「六年生。」
「背は大きいほう?」
「真ん中より少し高いくらい。」
双子は育ち具合もそっくりだった。
湯に足を入れるとかなり熱い。人がいないので、遠慮なくざぶりと入った。立った深さが胸まである。もっと深いところもあるようだ。
「どう? 深い?」
後を追ってきた二人の長い脚を俺は見上げた。目線の先に、ちょうど女の子の割れ目があった。割れ目というより溝か切れ込みだ。毛は全く無い。
入ろうとしてしゃがんだ女子小学生の切れ込みが目の前に並んだ。クリトリスの皮が飛び出して、ストローの切れ端のように見える。
わざとらしく見せつけられた感がした俺は、少しからかいたくなった。
「女の子のって、変わってるね。おしっこはお尻の穴からするんだよね。」
俺のばからしい質問に、二人は顔を見合わせて笑い、一人がもう一人に何か耳打ちした。二人はまたくすくす笑った。
「そんなことある訳ないでしょ。よく見て。」
「もっと近く!」
顔を近づけさせた二人は、俺に向かっていきなりおしっこを始めた。
「うわっ!」
「ほら。」
二人が広げた溝の中はポリアンナよりずっと単純だ。水鉄砲のような勢いの黄色い湯を二人はそこから振り撒いてきた。
俺は二人の腕を掴んで引っ張り入れた。
「あつっ!」
「あたし、泳げないの!」
抱きついてきた小学生は、二人とも、ここぞとばかり俺の急所を握りしめてきたが、二人の尻を支えた俺の中指が、偶然、体重で膣の口を割り、少女の腹に深々と突き刺さった。
「あう!」
二人は指を抜かせようともせず、俺にしっかり肌を合わせている。水中では、それぞれに腰をくねらせ、自分の女を感じていた。
「お兄さん、セックスしようよ。」
「誰にも言わないから。」
「だめ。」
輝く日輪は蒼穹にあり、その蒼穹を時おり白雲が流れていく。
トンビが遥かに飛翔している。涼風に伴う木々のざわめき。セミの声と、絶えない川の流れ。両手に裸の女の子。
世界は豊かだと思った。ならば何を人為で引き留める必要があろうか。俺は考えを翻して言った。
「じゃ、一人一回でね。」
「あたし先にする!」
姉のほうが俺の体の前へ移ると、子供の腹はつるりと俺を呑み込んだ。女の子の一回は長かった。続く妹のそこの中身も、双子はやはり似ていた。
飲み屋でも、読書でも、街中でもデートでも得られない生の喜びを、そのとき俺は感じることができた。
俺たちはそれから、裸でいることに慣れ切って、夕方まで帰らず遊び暮らした。
彼女らにとっては、ちょっとしたひと夏の経験だったろうが、俺は、事が親戚に見つからないか、あの子達が妊娠したりしないか、実家に帰ったら心配でたまらなかった。


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