投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』
【学園物 官能小説】

特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』の最初へ 特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』 9 特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』 11 特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』の最後へ

特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』act.1-5

「っんふ…っぅ…」

始めは紅くなって固まっていた飛鳥が、とろんとした目付きに変わって、緊張が抜けている様だ。
始めは争う様にキスを繰り返していた二人も、互いに同じ目標へと向かう同志へと変貌していった。嫉妬よりも仲間意識が勝り、今は共同作業をしているんだ、と言う感覚に在る。
「んぁ…、ひた‥ち、くさのぉ…っやぁ」
自分達の名前が、その吐息から聞こえるだけで身震いがするほど官能的だ。
もっと聞きたい…。その思いは二人とも同じだった。
自然と…草野の指はシャツのと素肌の間に滑り込み、日立はうっすらと開いた唇に、舌を差し込み深い口付けを交わす。
シャツは脱がされ、青色のブラジャーとショーツが明るみに曝される。
スポーティーな彼女らしい、フリルもレースも無いアルファベットのロゴ入りの下着だった。
「ひゃぁ…見ないでっ、やだぁ」
唇をもぎ離し、両手で胸を隠す様にうずくまる。
一体、今更何事かと思い、二人は床にうずくまった飛鳥を覗きこむ。しかし小柄な飛鳥だから、うずくまると小動物並みでよく見えない。
「どうしたんだよ。なんか嫌だったのか?」
ちょっと乙女心への配慮に欠ける日立は、つい責める様に問いただす。言わなくても解って、なんて器用な真似が出来ないらしい。
「ちょっと待って。…飛鳥、もしかして気にしてるの?」
流石は女に苦労した事が無い、草野だ。不安げな飛鳥もおずおずと顔を上げた。
「だって…やっぱり変でしょ?」
「そんな事無いって。飛鳥は可愛いよ」
少し歯の浮く様なセリフも草野の話術の一つ。しかし、やはりと言うか…野球馬鹿の日立は未だに訳が解らない様子だ。
仕方ない、と肩をすくめて日立に解る様に言葉を選ぶ。
「日焼けの違いなんて全然気にならないよ。な、日立」
(あ、なんだ…)
ようやく合点のついた日立はマジマジと飛鳥を見詰める。
(なるほどね…)
日頃から炎天下の中で部活に励んでいるのだ。半袖焼けにならない様に、袖を肩口まで捲り上げたり、ハーフパンツも出来る限り短めに捲って履いたりと、気をつけてはいたものの、下着姿になった飛鳥の身体には真っ白なランニングとショートパンツの痕が見て取れる。

「俺だって同じだろ」
日立は鼻で笑って、着ていたYシャツとTシャツを脱いで、上半身をあらわにする。
やはり野球部。胸から肩にかけて綺麗な筋肉が隆起していて、軽く六つに分かれた腹筋にも嫌味が無い。
「ほら、丸首の痕が…って、どぉこ見てるのかなぁ?」
ハッと顔を上げたが遅かった。ばっちり半裸に見惚れていた飛鳥は、ニヤニヤ顔の日立に言い返す事も出来ない。
「全く。お前はイジメっ子か」
いつの間にかトランクスのみになった草野が溜息を漏らす。
日頃から、草野はガソリンスタンドでのバイトに明け暮れているので、腹筋が六つには割れていないものの、贅肉の類いは一切無い…しなやかな身体だった。
「飛鳥、全然気にならないから隠さないで」
やんわりとした口調だが、確実に飛鳥の身体を開いて行く。そんな草野の様子に圧倒されていた日立だが、ようやく自分のベルトを外してボクサーパンツ姿になった。

「え?っやぁ…、恥ずかしいよッ」
草野がブラジャーを外し、まぁるく実った小振りな乳房を両手で円を描く様にマッサージする。
しかし、初めての快感にためらいが在るのか、しきりに身をよじって逃げようとする。
「飛鳥、逃げないで。大丈夫、気持ち良くなるだけだから」
「でも…」
つい腕が行き場を無くして、抵抗するように動いてしまう。
「じゃあ、飛鳥も気持ち良くして」
腕を取り、自分の股間へと持って行く。
草野は自前の迷彩柄のトランクスの上に飛鳥の手を置き、その手が逃げない様に自分手を重ねた。
トランクスの上からでも解る、草野の熱い雄芯は既に準備万端だった。

「っひゃ…」

びくっと肩先が震えたが、初めて感じるその熱さと堅さを確認する様に、飛鳥は恐る恐る指でなぞり始めた。
「ん、気持ち良いよ。上手だね、飛鳥」
柔らかく囁く草野。妙に紳士的なくせに、しっかり誘導している。


特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』の最初へ 特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』 9 特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』 11 特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前