痴漢専用車両の在り方-6
「あっ、そうだ!お義母さん、あたし達の新婚旅行にご一緒にどうですか?」
『えっ?新婚旅行に親が同伴なんて、考えられないでしょ』
「でも、その旅行はバスで行く温泉旅行なんですよ。そのバスにはここのメンバーも多数乗車する予定なんですけど」
今度は陽子がニヤリと微笑んだ。
『それって、もしかして…』
その言葉の後に、良子はゴクリと生唾を飲み込んだ。
「そうです。それは【痴漢専用バス】なんですよ」
『行きます。いえ、行かせてください』
夫婦は声を揃えて即答した。
『ああん、楽しみねえ、早く結婚式の日にならないかしらねえ。そうだ!結婚式までこの事は優子に内緒にしてくれない。びっくりさせたいから』
良子が目を輝かせて言うと、
「うふふ、お義母さん、気が合いますね〜」
陽子の目もキラリと光った。
『でも、それまで待てないよぉ。早く息子になる人のおちんちんを味わいたいの。この人には陽子さんのおまんこ。雄一さん、いいかしら?』
『えっ?オレ?いいですよ、お義母さんもオレとしてくれるなら大歓迎ですよ』
雄一なら抵抗するかなと思った陽子だったが、夫になる男の答えに満足した。
「あたし達だけ楽しんだらダメですね。今から希望者の方のアドレスをサイトに公開します。今後、みなさんは個々に連絡を取り合って、やらしい事をいっぱいしてくださいね」
陽子が宣言すると、サイトに入っている者全員の公開希望のメールが陽子のアドレスに届いた。
「うふふ、みんなエッチだわ。ああん、なんだか興奮してきちゃった。今から星司とするけど、来れる人、今からでもこっちに来ません?あっ、明日のお仕事に支障があるなら無理にとは言いません。いつでもおまんこ開けて待ってますから。こっちから行ってもいいですよ」
『陽子さんのところに行きます。なんてったって広いからね。学校は休み期間だから大した用事ないし』
『あたしも行くよ。例によって主人が出張中だからね』
由香里と寛子以外にも、来れる者は次々と賛同した。
こうなったら良子もじっとしてられなかった。
『何してるのよ!あたし達も早く行くよ。車で行くんだから、服なんて着なくていいでしょ。明日?あんたの会社なんだから直行にしたらいいじゃない』
画面の中で尻を出した良子がフェードアウトした。
「あっ、パソコン置いたまま…」
良子達のバタバタした様子を観ていた陽子が、それに気付いてぽつりとつぶやいた。