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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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良子、サイトへ侵入す-4

「おー、ホントだ。知恵さんに遥香さん、もう少し足を開いて貰えませんか」

拓哉は画面をタップしながら、早速その機能を楽しんだ。

…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…

「ふう…」

陽子は画面に映る拓哉の嬉々とした表情を観て安堵の吐息を洩らした。優子の両親に【痴漢専用車両】が露見した事で、星司との結婚を破談される事を陽子は懸念していたのだ。

(うふふ、お義父さん嬉しそう。今度はお義母さんにももっと喜んで貰わなくっちゃ)

情報解析のスペシャリストは、両親に今後も【痴漢専用車両】の存在を認めて貰うために、良子にもう一押しする事にした。

「お義母さん」

『はい』

陽子の呼び掛けに、拓哉と肩を並べる良子が答えた。

「お義母さんのおまんこを観ていたのは彼女達だけではありません。ここのページに画像は出てませんが、たくさんの男性達にも観られてますよ」

『えっ♪』

画面の中の良子の顔が綻んだ。

「画面の下の【プレイヤー】表示の横に31って数字が出てますよね」

『えっ、はい、出てるけど、もしかしてこの数字って…』

「そうです。現在31人のプレイヤーが、あっ、【プレイヤー】は男性で【ゲスト】は女性です。星司以外に31人の男性プレイヤーに、お義母さんのエロいおまんこが観られてますよ」

閲覧数が10人以下の場合はプレイヤーの氏名が出るが、それを越えると人数の記載になるのだ。

『やだあ』

多数の男の視線に辱しめられている事がわかり、良子の子宮がキューッとなった。恥ずかしさの余りに、一瞬手で股間を隠そうとしたが、良子はその手を使って反対に割れ目を開いた。

「うふふ、【プレイヤー】をタップすると画面が【プレイヤー】とのチャット画像に替わります。あとの操作は同じですよ。両方見たかったら【プレイヤー&ゲスト】をタップしてください」

『うわっ、ホントだあ。あっ、でも、おちんちん出してる人が少ないのね』

ゲストの女性が全て全裸だったため、期待していた良子は少しがっかりした。

「うふふ、男性はみんなに観られるより観る方が好きな人が多いみたいです。対面チャットなら確実に出してくれますよ。誰かを選んでみてください」

『へえ、じゃあ、誰にしようかな。あれ?この【手島雄一】って…』

画面を辿っていた良子の指がピタリと止まった。そのスーツ姿の男とは、先日も各務家で紹介されたばかりだったからだ。良子は驚きつつも、その画面をタップした。

「えっ?やだ、雄ちゃんもインしてたの!」

良子に一拍遅れて陽子が驚きの声を上げた。陽子の婚約者の雄一は各務家の仕事で出張中だったため、端からサイトに入っているとは思っていなかったからだ。陽子も慌てて【プレイヤー】のリンクを経て愛する人の画像をタップした。

「ゆ、雄ちゃ…、て、手島くん!入ってるのなら言ってよね」

『えっ、いや、今アニキ…、じゃなくマスターから『面白いからイン』しろってメールがあって…、えっ?あれっ、この人、優子ちゃんと違う…』

今サイトに入ったばかりの雄一は、全く状況を掴めていない。【優子】の枠内に中年女性の姿を認めた雄一は驚いた。

「手島さん、その女性をよく観てください。どこかで会った事はありませんか?」

画面の中の雄一の驚く表情を観ながら星司が楽しそうに言った。

『えっ、会った事って…、あれ?優子ちゃんのお母さん?えーーーっ!!』

「星司!じゃなくてマスター!あ、あんた、じゃなくて、あなたは一体何を考えてるのよ…ですか!」

愛する雄一が驚く姿を喜ぶ星司に、陽子はカチンときた。しかし、怒りつつも【痴漢専用車両】での【公】の立ち位置を思い出して、詰る言葉を何度も言い直した。

しかし、このやり取りを聞いていたゲスト達が遂に業を煮やした。 


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