リ-5
「一緒にイきたい」
切れ切れの吐息の中、その言葉を言いながら嬉しそうに笑って
私はその言葉にキスで答える。
一層早くなった律動は、私の奥に奥に届こうともがいているようで
私自身がそれを包み込むように受け止める。
「あ・・・ぁぁ」
漏れ出る声が、彼をさらに刺激して
私の中で、また・・・大きくなった。
「大好き」
その言葉と一緒に、岡本くんは私の中でゆっくりと果てた。
私は、怖いぐらいの快感と痙攣の中で、彼を必死に抱きしめながらイった。
お互いの荒い息だけが、静かな寝室に響いていて。
私たちはお互いを抱きしめて離れなかった。
熱かった汗がひんやりとしてきた頃、
岡本くんが私の頬にキスをして身体を離す。
脱ぎそびれて皺くちゃになった自分のスーツのズボンを見て可笑しそうに笑って
「ごめん。子供みたいに我慢が出来なかった」
と、そのズボンを脱ぎすてる。
私と同じように裸になって
私の隣に滑り込んだ。
「このまま寝ていいよ。明日考えよう」
明日考えよう―――
その言葉に安心して。
私は、腕枕をされながら、岡本くんの胸の中で眠りについた。