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「わかってます・・・」
なんで彼女がいないのか不思議だ。
茶化して言うように、収入は申し分ないだろうし。
見た目はカッコいい。
仕事だって出来る。
「帰るぞ」
強引な性格か・・・
私は岡本主任に彼女がいない理由を一人で納得して
打ち終わったパソコンを閉じた。
「昨日の店でいい?」
「・・・・」
「あそこ美味いだろ?」
「・・・美味しかったです」
料理もお酒も美味しかった。
「よし。じゃぁ行こうぜ」
主任は、サッと電気を消すと
自動で施錠される会議室のドアをもう一度確認した。
「あのセックスはセクハラじゃなくて合意だと思う!」
居心地のいいお店で、女将さんに「中村さんいらっしゃい」なんて
常連の様な扱いをされて
一度は肌を許したからか・・・
岡本主任に遠慮はなくなっていた。
フフンと鼻で笑うと、岡本主任は笑っていて。
「でもさ?覚えてないんだろ?」
「・・・覚えてない、ですけど」
「俺が無理やり連れ込まれたんだって」
連れ込まれたって・・・
2人の体格差見てよ・・・