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「そのチョコを食べ終わる頃には」
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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『第3章 そのチョコを食べ終わる頃には』-11

 私と沖田は一緒にシャワーを浴びる時、決まってその身体を洗いながら、再び高まり合うのだった。この禁断の時を繰り返す度に、その行為も大胆になっていき、ある時はバスルームで繋がり合い、立ったままシャワーの中で一緒に弾けたこともある。バスタブの中でもつれ合って、張られたお湯に浸かったまま絶頂を迎えたこともある。
「今日はどうする?」
「ベッドがいいかな……」
 私は沖田と額をくっつけ合って恥ずかしげに笑った。

 沖田は私の脚を広げさせ、その中心を舌と唇で刺激した。私はもう抵抗なくその行為を受け入れ、ベッドの上では躊躇うことなく思い切りその快感に喘ぎ声を上げ、大きなため息をつきながら身を震わせた。
 それから今度は私が彼の持ち物を両手で包み込んで、舌を這わせた。漏れ出ていた透明な液が糸を引いて私の舌先と繋がった。そしてそれを咥え、深く喉の奥で味わった。沖田もそれを受け入れ、遠慮なく喘ぎ声を上げた。私はそれまで男性のペニスをこうして口で扱うことにあまり積極的ではなかった。どちらかというとその行為は苦手だった。結婚前の剛に対しても数えるほどしか、しかも半ば義務的にやっていたに過ぎない。それなのに、何故か沖田のものには抵抗がなかった。逆に自分の中に何度も入ってきて、この全身を燃え上がらせてくれたそれをひどく愛しく感じ、ずっと口や舌で味わっていたいと思うようになっていた。
 沖田は息を弾ませながら言った。
「も、もう、挿れたい。利恵ちゃん、いい?」
 いつしか彼は私のことを『利恵ちゃん』と呼ぶようになっていた。
 きて、と私は言って、四つん這いになった。
 沖田は起き上がり、枕元の避妊具を手に取ると、私の背後で膝立ちになった。そしてするするとその薄いゴムを硬く天を指していた武器に被せ、唾液で濡らした先端を私の潤って液を滴らせ始めていた谷間にぬるぬると擦りつけ始めた。
「焦らさないで……」
 私は顎を上げて懇願した。
 沖田は私の腰を両手で押さえ、再び力を得て鋭く直立したその肉体の一部を私の身体の奥深くにぐいと挿入し、すぐに腰を大きく前後に動かし始めた。
「あ、あっ、」
 私は猫の背伸びのように弓なりに背をそらして身体中に広がる快感に身を委ねた。
「ああ、沖田さん、気持ちいい……もっと、もっと……」
「僕も……」
 次第にその動きが大きくなり、やがて二人の全身に汗が光り始めた頃、私の身体に出し抜けに電気に触れたような衝撃が走り、生まれて今まで感じたことのないような激しい快感が襲いかかった。
「あああーっ!」
 全身を小刻みに震わせ、目を剥いて私は上り詰めた。
 その熱い武器を大きく出し入れさせていた沖田は動きを止め、荒い呼吸を繰り返しながら、一度身体を私から離した。そしてすぐに私の身体を仰向けにして覆い被さり、目を見つめながら訊いた。
「イったの?」
 私は恥ずかしげに頷いた。
「ごめんなさい、貴男もイって……」
 その言葉を聞いた沖田は、すぐに私の敏感になった秘部に、その武器をずぷりと挿入させた。
 んんっ、と私は仰け反り、ぎゅっと目を閉じた。そして身体の奥の方から再びぞくぞくとした快感が湧き出てくるのを感じていた。
 沖田はすぐにまた大きく腰を上下させた。二人が繋がり合った場所から全身の隅々に向かって、熱い痺れが繰り返し怒濤のように広がっていく。
「イっていい? 利恵ちゃん、イく、もうすぐ」
 沖田がそうやって絶頂を予告する声で、条件反射のように私の身体も上り詰めた。
「イって、沖田さん!」
「出、出るっ!」
 そして喉元でいつものうめき声を上げた沖田は、ふるふると身を震わせながら弾けた。
 どくどくっ!
 発射される彼の精液の勢いは、いつも二回目にも関わらず薄いゴムを隔てていてさえ私の身体の中で感じることができた。そしてそのことで、私も躊躇わずクライマックスを迎えることができた。その現象も二人のこの秘密の時間では毎回のことだった。


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