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Queen Celes
【二次創作 官能小説】

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Requiem〜後編〜-3

奇しくもセリスは、その“懸念”を事実として確認することになる─────


数秒後、背後のドア付近に人の気配を感じたセリスが振り向いた時、
そこにはナイトローブを身に纏うセッツァーの姿があった。その顔立ちから先程眠りから覚めたばかりの風情だった。


そんな相手に対して最初の言葉を発する間もなく、セリスは距離を詰めてきたセッツァーにあっという間に抱きすくめられ、その唇を奪われた。

以前にはセリスの立場や感情に配慮し抑制していたものが、
この場においては存在しなくなっていたのだ。


“久しぶりの歌だ・・・・俺の為に歌ってくれたのか・・・・”



“そんな・・・・セッツァー、待って”



“・・・・セリス、欲しい”



“待って・・・ダメ・・・ああ・・・”




なかば強引に抱きすくめられ、
濃厚な口づけの合間に耳許でセリスを求める囁き。

口では抵抗のそぶりを見せるものの、
懸念通り身体がセッツァーを拒めなくなっている事実を受け入れるセリス。


ナイトガウンの結び目をほどかれ、
左右に開かれた胸元を露に晒されながらも、
セリスはベット脇に置かれた時計に一瞬視線を走らせる。


時計の針は午前5時15分を指していた。


(今日は、コーリンゲン村に)



セリスの理性が働いたのもここまでだった。

露になった乳房を口に含みつつ、セッツァーがセリスの両肩口からナイトガウンが勢いよく腰付近まで引き下ろした時、セリスは思わず甘い声をあげていた。


それが互いに欲情を昂らせ、
セリス自身も目の前の男のナイトローブに手をかけ、露になった裸体に抱き締める。そのまま2人は互いの衣服を脱ぎ捨てベットの上に倒れこんだ。


船内に2人きりという特殊な空間。
夜明けの太陽の光にその裸体を存分に晒しながら、
誰にも憚ることなくセリスは男の愛技に声をあげた。


“あぁ───っ、セッツァー!!・・・・”



“セリス・・・・・”


昨晩辛うじて残っていた躊躇いもなく、
セリスは自らの下腹部と“薔薇”を男の唇に晒しつつ、
熱と硬さを保つ肉棒を口に含む───







こうして2人の激しい交わりがセリスが絶頂に達して意識を失うまで続けられ、

精根尽き果てたセリスが次に目を覚ますのは昼前。

枕元の時計の針が11時10分を差していた───────





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