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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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一夜明けて-4

「ふふふ、そろそろ来ると思って、陽子ちゃんのおまんこ綺麗にしといたよ−   
 −手島さんのために、十代のおまんこに仕上げてるからね。さあ、どうぞ」

悠子と優子が示したとおり、陽子の割れ目の中は、さっきまでの【一晩使われたくたびれた感】はなく、それどころか初々しい薄い桃色をしていた。優子が刺激を与えながら、ヒーリングの技を駆使していたのだ。

「どういうこと?」

陽子のそこをチラチラ見ながら雄一が聞いた。

「だって、本当は昨日も陽子ちゃんとやりたかったんでしょ。なのに星司くんが陽子ちゃんを離さなかったから残念だったよね」

「えっ、オレそんなこと…」

悠子の指摘に雄一は口ごもった。

「すまん、雄一、昨日は何かにつけて余裕がなかった」

陽子の後ろから、星司が頭を掻きながら謝った。

「ど、どうして謝るんだよ」

星司に頭を下げられた雄一は戸惑った。

「もう!手島さんたら焦れったいんだから!」

突然、目の前の悠子が優子に戻り、雄一を詰った。

「えっ…」

「『えっ』じゃないってば。本当は陽子さんとしたくて仕方ないんでしょ− −そうよ、普段は言えないから、車輌の時には陽子ちゃんとできるかもって、ソワソワしてるじゃないの!− −手島さん、見え見えなんだって。大好きなんでしょ。陽子さんが」

優子と悠子が代わる代わる捲し立てた。

「な、何言ってるんだよ!バカなこと言うなよ!」

2人の言葉に雄一は焦った。それは雄一が表に出すことなく心の奥に押し隠していたモノ。これまで色んなことが有りすぎて、陽子との関係性において、安直に出してはいけない感情だった。

雄一のその感情の発端は、2人が初めて出会った時のことだった。当時、小学高学年の雄一が、ズケズケと話す陽子に衝撃を受けたことが始まりだった。

姉とは違う陽子のがさつさに、反発を覚えたが、今までに接したことのないタイプの陽子のことが、その日の雄一は気になって仕方がなかった。

苦労して育った少年は人を深く観察するものだ。その後も姉の親友として陽子と接する内に、そのがさつさの中に相手を思いやる気持ちが隠れていることに雄一は気づいた。

一旦、そんな目で陽子を見れば、陽子と接することで、ギスギスしていた心が和むことを雄一は自覚した。こうして、自然と雄一は陽子に惹かれていったのだが、斜に構えた少年は、姉を守ることに専念すると決めた手前、自分の想いを決して表に出すことはなかった。

さらに、人を観察する目は、陽子の心の中に星司が居ることにも気づいた。一目置いていた星司と自分を比べた雄一は、陽子の理想像との違いに卑小になり、一層自分の想いを封印した。

その後、幾多の苦難が陽子を襲ったが、雄一の性格はそれにつけ込むことを良しとはしなかった。

一方陽子の方は。

「大丈夫よ。陽子ちゃんもあんたに惹かれてるから。星司くんと同じくらいにね。ね、陽子ちゃん」

「あ、あたし…」

振られた陽子だったが、後の言葉が出てこなかった。

「言っちゃえば− −そうよ。陽子さんらしくないぞ」

優子もフォローした。しかし、こちらもそんなに単純な感情ではなかった。

「無責任なこと言わないで!」

陽子は声を荒立てた。

「陽子ちゃん、優子ちゃんが無責任な子じゃないことは陽子ちゃんが一番知ってるじゃないの」

悠子が陽子を窘めた。

「だって…、だって、あたし変なんだもん。真面目な雄ちゃんに合わないし、それに年上だよ。こんな淫乱で変な女、雄ちゃんを好きになる資格なんてない…」

陽子の目からポロポロと涙が零れ落ちた。 


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