第十一話-1
その次の瞬間、僕の眼前で、しっかりと閉じられていた菊門は開き、
そこから堰を切ったかのように、茶色い液体と固形物が噴き出した。
僕が想像していたよりも、はるかに勢いよく、そして下品で大きな音を立て、
そしてこの美しい女性の体内からのものとは思えない臭気を放ちながら。
そしてその汚物は、見る見るうちに洗面器を満たしていく。
「あああーーッ! や、やだぁー、いやっ、いやあーッ!!」
目の前の美女は、悲鳴を上げて菊門から汚物を放出しつづける。
そんな彼女と、その放出口を見て、僕は思わず言った。
「う…うわぁ。凄い勢いだなあ。それに強烈な臭い。」
「へえ…。こんな感じでケツの穴開いたり閉じたりするんだ。それにしても大きくて下品な音…。」
彼女は究極の羞恥に苛まれながら、自身の肛門から出す音と、
洗面器に汚物が落ちて出る音を掻き消そうとするかのように、喉を絞って叫び続けた。
「イヤァァァッ! み、見ないで、見ないでぇっ!」
そんな哀願は当然無視して、僕は彼女の排泄を凝視し続けた。
二種類の下品な音と悲鳴とともに、突き出した尻から汚物を放出しつづける美女の姿は、さっき期待していた以上の素晴らしさ。
僕はもう少し、この光景を見ていたいと思った。
が、しばらくすると、腹の中の液体も放出し終えたのか、汚物の放出は止んだ。
僕は意地悪く声をかけた。
「『遠慮しないで』って言ったけど、僕に見られててもお構いなしに一杯出しちゃって…。
ホント、綺麗な顔してはしたない子だなあ。」
「そ、そんなこと言ったって…。」
俯いてこう返すのが精一杯だった彼女の腹を、僕は押さえてやった。
「まだ残ってるんじゃないのか。きちんと最後まで出せよ。」
「あっ…お、押さえないで…ま、また出ちゃう…。やっ、やだっ…。ああー!」
彼女がまたしても悲鳴にも似た声を上げたその瞬間、
しばらく閉じられていた穴が再び開き、また汚物が勢いよく噴き出した。
「ほらほら、こんな調子なんだもの。本当に恥知らずの変態だね、君は。」
「お、お願い、お願いだからもう見ないで、見ないでくださいー!」
僕の責めが堪えてきたのか、涙声になってそう叫びながらも、彼女の排泄はさらに続いた。
ひとみ嬢の究極の羞恥の時間は、まだまだ終わりそうにない。
もう少しの時間、楽しむことはできるようだ。
こんな深窓の令嬢が、全裸で緊縛され、尻を突き出した恥ずかしい姿を見れるだけでも十分果報だと思う。
おまけに、おそらく今まで誰にも見られたことのないであろう、排便する姿を晒して、
究極の羞恥に見舞われ崩壊していく様子は、あるいは見てはならないものなのだろう。
そう思うと、僕はいまだかつてないほどの背徳感に興奮してきた。
そして、何とか、このお嬢様の排泄器官に挿したい、全てを征服してしまいたい。
そうも思えてきた。