2-7
『河野さんっ……! ああっ……もっと……激しく突いてぇっ!!』
上り詰める麗子の姿を、自分でもう見ていられず、麗子はキツく瞳を閉じた。
『あああああっ!!! イク……河野さん……イッちゃう……!!』
そして、麗子は自分の達する絶叫を絶望の中で聞いていた。
◇
「う……うう……」
ようやくシンの拘束から解放された麗子は、フローリングの上で力尽きたように座り込み、すすり泣いていた。
顔を上げられなかったのは、河野の顔を見ることが怖かったから。
ずっと憧れていた彼に、セックスロボットを所有していたこと、裸を見られてしまったことだけでも耐えられないというのに、こともあろうか、自慰行為やシンとのセックスの内容までも知られてしまったから。
河野は、あれから一言も口を発していない。
可愛がってきた後輩が、こんな汚れた真似をして、しかも自分をその対象にしていたなんて、どれだけひいているだろうか。
なのに、シンは麗子の横にかがんで見せたかと思うと、再び立ち上がらせ、今度は河野の前に麗子の身体を対峙させた。
「い、いやっ!!」
『河野さん……麗子の映像、どうでした?』
言いながら、シンは麗子の左膝の裏に手を這わせ、それをグッと持ち上げた。
「いやあっ!!!」
片足立ちの格好になってしまったその態勢。河野からはヴァギナが丸見えになった。
「あ……」
河野は顔を真っ赤にしながら、麗子から目をそらす。
せめてもの気遣いなのだろうが、その横顔は明らかに興奮からくる汗が浮かんでいた。
『河野さん、せっかく麗子の美しい姿、ちゃんと見てあげなきゃ。麗子はずっと、あなたにこの身体を見せたかったんですよ?』
シンは器用に今度は反対の手でゆっくり麗子の淫裂に指を入れた。
「ひああっ!!」
麗子が上げた高い声に、思わず河野は顔を彼女らの方に向ける。
すると、セックスロボットが優しくその割れ目をなぞる姿があった。