2-16
「全く下手くそだなあ。腰はこう動かすんだよ!」
恐る恐るといった腰の動きに、痺れを切らした河野は麗子の腰をグッと掴むと、激しく打ちつけた。
「あああっ!! すみません!!」
「どうだよ、わかったか?」
「ああっ、あんっ……あっ、あっ」
激しいピストンにまともな返事が出来ずに、麗子は力一杯シーツを掴んでいた。
「ったく、使えねえセックスロボットだな」
「ああああっ……ダメ! そこ突かれたらイっちゃう!!」
みるみるうちに白濁した粘液がトロリと結合部から溢れていくのがわかる。
それを見た河野はニヤリと笑った。
「ま、感度がいい所は気に入ってるけどな」
「ううっ、嬉しい……です……」
「だからそのエロい声いっぱい聞かせろよ」
「ひああっ!! ああっ……河野さ……」
「イクのか? このドスケベ女」
「あうっ……もうダメ……イ…クゥ!」
麗子が達してしまうのを見届けてから、河野も彼女の背中に精をたっぷり放った。
フウ。
一仕事終えた河野はソファーに腰を掛けて天を仰いでいた。
その開いた脚の間には、麗子が立ち膝になって先ほどまで彼女の中に入っていた肉棒を丁寧に舐めていた。
麗子の愛液を綺麗に取り除くように、丹念に。
精を放ってもまだ張りの残るそれを、麗子は愛おしそうにしごいたりしながらしっかり味わっていた。
「ホラ、綺麗に掃除しろよ」
「ふ、ふぁい……」
河野の男根を咥える事で、麗子の端正な顔が歪んでいる。
そんな彼女の頭を、河野は犬の頭を撫でるように乱暴にグリグリした。