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sex robot
【OL/お姉さん 官能小説】

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2-15







「河野さん、ご結婚おめでとうございます!」


事務所内に大きな拍手が響き渡る。


「ありがとうございます」


照れる河野に、事務の女の子が大きな花束を渡す。


あれから数ヶ月。


河野は兼ねてから交際していた彼女とついに入籍した。


麗子もまた、祝福する側の一人として、その光景を微笑みながら拍手していた。


横で、新入社員の女の子がボソッと呟く。


「あー、河野さん密かに憧れてたんだけどなぁ」


キョトンと目を丸くして隣を見ると、女の子が照れたように舌を出して、


「だって頼りになるし、爽やかだし、かっこいいじゃないですかぁ。葉月さんはそう思った事ないんですか?」


と上目遣いでこちらを見た。


すると、麗子は余裕のある瞳で女の子にニッコリ笑った。


「うん、実はあたしも密かに憧れてた」


「ホントですか!?」


「ん……、憧れてたってか、好きだった、かな」


麗子の言葉に、女の子の顔が少し曇って俯いてしまう。


きっと、彼女の河野に対する好意はミーハー的なものであったのに対して、麗子の想いが思いの外真剣であったのを知ったからだろう。


「……ごめんなさい、デリカシーない事言っちゃって」


「やだ、気にしないでよ。もう吹っ切ったんだから」


「……でも」


「ホントホント。あたしはもう平気なの」


おどけて見せる麗子の顔に、悲しみの表情はない。


本当に晴々とした表情であった。


河野さんの選んだ女性には、ついになることは叶わなかった。


だけど、それでいいんだ。


瞳を細めて河野を見つめる麗子は、純粋にそう思っていた。






その夜、麗子のマンションには今日も甘い喘ぎが響いていた。


「あっ、あっ、ああっ」


四つん這いの体勢の細い腰を大きな手が掴んでいる。


身体を打ち付ける肉の音が、生々しく部屋に響いていた。


「ホラ葉月、自分でも腰を動かせよ」


「あうっ!!」


河野が白く丸い麗子のヒップをバチーンと叩くと、美しくも切ない悲鳴が上がる。


「す、すみません……河野さん」


謝る麗子は、ぎこちなくも腰を前後に揺らし始めた。




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