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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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伝説君臨-5

若菜は目の前にいる全員が真実を真実のまま解明したいと言う意欲を持っていると言う事が確認出来た。やはり湯島武史事件や田口徹事件、そしてサーガ事件と日本犯罪史上に残る大きな事件の中枢を握って捜査しただけはある、そう感じた。千城県内の警察は完全に若菜派閥だ。日本で1番信頼がおけるのはやはり千城県内の警察である。今回も一致団結して必ず真相を突き止める気分でいた。

「それに皮算用の首相じゃなくて、阿部ちゃんからも言われてるからね。権力に屈せず真実を突きとめろって。」
「阿部ちゃん??」
「そう、現総理の阿部有三。彼は高島謙也が嫌いだからね。次期主相戦のライバルだし。これで高島謙也が失脚すれば阿部ちゃんの長期政権が見えて来るから彼も注目してるわ?」
「若菜さんって、阿部総理と仲いいんですか?」
ちゃん呼ばわりする若菜に華英が聞いた。
「阿部ちゃん?仲いいわよ〜?阿部ちゃん、私にメロメロだからね!」
「ど、どんな仲なんですか…?」
「ん?フフッ…、ひ・み・つ♪」
意味ありげなウィンクを返す若菜。
(もしかして…ヤッた…!?)
そうは思ったが口にはしなかった。しかし県内最大のヤクザとあれほど仲が良いのだから、きっと何か深い繋がりがあるのだろうと思った。

「て事で、早速捜査会議を1時間後に始めます。いいわね!?」
「御意!!」
全員がこれまでの捜査資料をまとめ始めた。

「ねぇ、石山さん、どっか部屋あった??」
「第3会議室でいいか?この間改装したばっかで綺麗だし、あまり周りを人がうろちょろする心配もないしな。」
「了解です。夕方には荷物が届くから、マギーと華英ちゃんに手伝ってもらうから。」
「な、何をですか??」
「お引越しよ、お引越し。暫くここで捜査に当たるからこっちに警視総監室を移動するのよ、本庁から。」
「え…?ず、ずっとこっちにいるんですか??」
「何か都合悪い??」
「い、いえ…」
若菜にはマギーが微妙な表情を浮かべた理由がすぐに分かった。若菜はニコッと笑う。
「いーい、捜査をみんなに任せるのが不安って訳じゃないからね?むしろ信頼してる。じゃあ何でこっちに来るかってゆーと、ほら、yourtubeとかで2人と捜査したじゃない??何か楽しくなっちゃってさー。」
「へ??」
「だから私が捜査に加わる理由はひとつ!マギーと華英ちゃんと捜査がしたいから!それに何かあった時、警視総監が傍にいれば判断早いでしょ?」
ポカンとするマギーに対して華英は目をウルウルさせていた。
「じゃあ若菜さんと一緒に捜査できるんですね!?」
「うん。宜しく♪」
「超御意っっ!」
華英は飛び跳ねて喜びを表す。
「この人と一緒とか、ろくなもんじゃないわよ…?」
そうそっぽを向いたマギーに、若菜は敢えて「またまたぁ〜!」と冷やかすのはやめておいたのであった。


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