彩花の進化-5
「困ったなあ…。下手すると妊娠かぁ…。男は中出しが気持ちいいって言うからなぁ…。女も子宮に精子をビクビク感じて気持ちいいもんなぁ…。中学生は中出しにのめり込むだろうなあ…」
真奈美がブツブツとつぶやく度に、彩花の耳がピクピク反応した。
「潤くん、身体が大きいから精力強そうだからなぁ…。オチンチンも大きいん…」
「わかったよ…」
最後まで言わさず、彩花が真奈美の言葉を遮った。
「えっ?なにがわかったの」
真奈美の片眉がピクリと反応した。
(かかった!)
「だから、家の中でエッチな格好するってこと。でもそれだけだよ。それ以上変なことしないからね。オナニーとか…」
「まあ、嬉しい。彩花ちゃん、真希のこと思ってくれてありがとう」
真奈美は彩花の手を取って喜んだ。
「その代わり!」
彩花は真剣な目で真奈美を見返した。
「な、なに…」
彩花の初めて見せる意思の強さに、真奈美は一瞬たじろいだ。
「真希ちゃんにも、デート中に潤のエッチな誘いに乗らないように釘を刺しといてよ」
「え、ええ、もちろんよ」
(本当は、潤と真希ちゃんを交際禁止にしたいけど、さすがにそれは可哀想だからね)
本心では、仲良くなった真奈美と会いづらくなることを考えてのことだったが、彩花は都合よく自分を騙すことにした。それは真奈美にとっても好都合だった。
(なあんだ。びっくりしたぁ。交際禁止くらい言うかと思ったじゃないの。でも、真希の方から誘うのはオッケーてことね。それとあたしが潤くんの誘いに乗るのもね)
真奈美は安堵した。
「真希にも、うちの旦那をオカズに、家でオナニーさせるから安心して」
(と言っても、あの子はオナニーだけで済まないけどね。うふふ、困ったもんだ)
「それはちょっと違うような…」
目をキラキラさせながら言う真奈美に対して、彩花は首を捻った。
「じゃあ、方向性が決まったから、それに向けて準備をするよ。うふふ、覚悟はいい?」
真奈美が卑猥な笑みを浮かべた。
「えっ、どういうこと」
恐怖を感じた彩花は、無意識に胸と股間を手で隠した。
「子供っぽい彩花ちゃんを少しでも色っぽくするのよ。ほら、隠さないで始めるよ」
真奈美は彩花の腕を掴んで隠した部分晒した。
「ああん、やっぱりソッチなのおぉ」
「あら、嫌なの?」
卑猥な笑みで真奈美が聞いた。
「…い、嫌じゃないよ…」
少し間をおいた彩花は、恥ずかしそうに答えた。女から受ける繊細な快感に、彩花は順応していた。と言うよりも、男日照りの女体は、新たな倒錯の世界の快感にメロメロになっていたのだ。
「うふふ、彩花ちゃんたら、真っ赤になって可愛い〜」
「もう、恥ずかしいから言わないでよ。それよりも早くしよ」
恥ずかしさを紛らわすために、彩花は開き直ることにした。ニッコリと微笑んだ彩花は、そのまま真奈美の手を取って再び自分の股間に導いて催促した。