彩花の進化-4
「あああっ、ダメえええ」
ピチュピチュと卑猥な音を立てて愛液が床に飛び散った。
「彩花ちゃん、これなのよおぉ!」
クチュ!クチュ!ピチュ!ピチュ!
「あうううっ、なんなのおぉ、ああん」
真奈美の答えも気になるし、それ以上に、快感にのめり込みそうな自身の淫乱さも気になった。
(ああん、感じてる場合じゃないのにぃ〜)
「要は、真希と潤くんがエッチできないようにしたらいいのよ」
クチュクチュ、ニチュニチュ
「あん、あん、そ、その、心は…、はううん」
「潤くんを家で悶々させて、たっぷりマスターベーションさせればいいのよ」
「えっ、えっ、どういうこと?」
さすがに、快感に浸っている場合じゃなかった。真奈美の指の動きに打ち勝った彩花は聞いた。
「だから、潤くんが真希に興味がいかないように、彩花ちゃんがエッチな格好で刺激して、家でシコシコさせればいいのよ。名案でしょ」
「えええええ―――っ!そんなの無理よっ!」
今日一番の声が出た。
「じゃあ彩花ちゃんは、潤くんが真希を妊娠させてもいいの?」
「それはダメ!!!でも…」
即答はしたが、要はその手段だった。
「そんなに心配しなくても大丈夫よ。さりげなく胸の谷間を強調するとか、ノーブラで過ごせば、それだけで男の子は部屋に飛び込んでシコシコするから」
「そうかなあ、襲われたりしないかなあ」
「その辺は、彩花ちゃんがコントロールすればいいのよ。そうだ、さっきのエッチな動画を潤くんにあげてもいいかも」
(もう持ってるけどね)
真奈美は心の中で舌を出した。
「えっ?あのモロを潤に見せるの?まだ中学生だよ…」
中学生男子の母親は否定的だった。
「なに言ってるのよ。もう真希の生のモロまんこ見てるのよ」
「そ、そんなに露骨にいわないで…」
真奈美の神経が理解できなかった。
「でも、こっちの動画は大人の卑猥さ満点、発達途中の中学生の色気に負けるもんですか。効果抜群なのは間違いなしよ。でも…」
真奈美は一旦言葉を区切り、卑猥な笑みを浮かべた。
「一番効果がありそうなのは、さっきみたいに彩花ちゃんがおまんこ見せてオナニーすることね。これだけで一月はたっぷりヌケるはずよ」
真奈美はニッコリ笑って提案した。
「バ、バカなこといわないで!そんなこと子供の前でする親なんて居るわけないでしょ!」
彩花は眼を剥いた。
(うふふ、目の前に居るけどね)
「もう、冗談よぉ。それこそ襲われちゃうよね。さっきのお色気作戦もなし。ごめんね。変なこと言って。でも、冗談は抜きにして、真希が妊娠しないように、潤くんの興味を反らす方法ないかなあ」
真奈美は彩花の怒りを上手く反らしてから、改めて困った素振りをみせた。こうする方が人の良い彩花に効果がありそうな気がしたのだ。