彩花の進化-3
「じゃあ、どうしたら…」
途方にくれる彩花を前に、真奈美の目がキラリと輝いた。
(そうだ!)
真奈美の初めの計画では、彩花が帰るまでは、とことんまで卑猥なことをインプットさせて、大量の動画を持ち帰らせる。そして、その大量の動画を前に、我慢できなくなった彩花が、オナニーしているところを潤に発見させようと考えていた。
後は潤に任せれば、なんとでもなるはずだ。なんと言っても、真奈美の女体を上手い具合に手に入れたし、不仲に成りかけた真奈美と真希を仲直りさせて、最後には親子丼を楽しんだ才覚があるのだから。
真奈美はそのときの興奮を思い返して、さらに股間を濡らした。
しかし、流れがこうなったからには、真奈美はそれを利用して路線変更をすることにした。素早くシナリオを組み直した真奈美が口を開いた。
「心配なのは中学生の真希の妊娠ね」
真奈美は探偵が確信を語るときのように、顎に手を当てて言った。
「に、妊娠!ど、どうしよう…」
中学生女子の妊娠と聞いた彩花の目が大きく見開かれた。そうなったときの影響は、女子の側が遥かに大きい。うろたえた彩花は、真奈美の腕をギュッと掴み、それに対して真奈美は彩花の乳首をキュッと捻った。
「あううっ、ま、真奈美ちゃん、申し訳ないけど、今は乳首から手を離して…」
「あっ、ごめんなさい。ちょっと動揺して…」
真奈美は慌てた風を装い、乳首からパッと手を離した。しかし、せっかくの楽しいチャンスを逃したくなかった。
「ああ、ダメ。なにか触ってないと落ち着かないよ。強くしないからおっぱい触らせて。彩花ちゃんのおっぱいって落ち着くのよ」
「えっ、えっ、そうなの。だったら触って」
落ち着きのなさを演じる真奈美に、コロリと騙された彩花は、豊満な胸を下から持ち上げて真奈美に差し出した。
「ついでに、おまんこも触っていい?」
「へっ?」
乳首を摘まみながら、上目遣いで言う真奈美を一瞬疑ったが、それが動揺が招いていることだと思い直した。それよりも彩花は拒否できる立場になかった。
「こ、こんなのでよかったら…」
彩花は真奈美の手を取り、自分の股間に導くと、真奈美が触りやすいように少し足を開いた。
「ああ、落ち着くわあ。このおっぱいとクリトリスに気が紛れて、いい考えが浮かびそうよ」
真奈美は彩花の大きくなったクリトリスに、円を描くように刺激を与えた。
「ああぁ、そ、それはよかった…、あぁ、ああん」
反対に彩花は考えることが難しい状態になっていった。
「あっ…、ああっ…、ああん」
その彩花の切なそうな表情と喘ぎ声に真奈美は欲情した。
「やだ、エッチな彩花ちゃんを見てたら、あたしもオナニーしたくなってきた」
(そんな場合じゃないでしょ)
彩花は快感の渦の中で、辛うじてそれを言おうとした瞬間、真奈美の指の動きがピタリと止まった。
「そうよ!これよ!」
「へっ?」
突然止まった快感に、物足りなさを感じつつも、彩花は真奈美の動向が気になった。
「な、なんなの?」
彩花は無意識のうちに、真奈美の手に股間を押し付けながら聞いた。
得体の知れない不安に揺らぐ彩花の目をみなから、真奈美はニヤリと微笑んだ。そして彩花は妖しく光るその目にゾクリとした。それが恐怖からなのか、真奈美の指が与える快感からなのか、その直後に激しく割れ目の中を擦られた彩花にはわからなくなってしまった。