第二段階クリア-1
「順調ね。」
「ええ、見事に壁を破ってくれました。」
「第二段階もクリア、か。凛花が一方的に責めていく第一段階に続いて。」
早霧は遠い目をした。
「なんか、懐かしいね。たった一年前の事なのに。」
「はい。でも、今でもまだ胸の苦しさを感じますよ、あの頃のことを思い出すと。」
「私もよ。どうやったら凛花に壁を破ってもらえるか、私は壁を壊せるか、必死だった。」
「そうですか?早霧先輩の場合はかなり強引に私の壁をブチ壊してくれましたけど。」
「あら、そうだったかしら。」
「そうですよ。有無を言わせず私の体に悦びを捻じ込んで、抗う気を起こさせる間も与えずに理性を捨てさせてしまった…。」
「そしてあなたはされる一方ではなく、自分から責める悦びを知った。ちょうど今の彩音ちゃんのようにね。私の体を貪るように求めてくれた。」
「や、やめてくださいよ。恥ずかしいじゃないですか。」
「恥ずかしいだけ?」
「え…」
「全てではないにしろ、あなたの事はかなり理解してるつもりよ。例えば、あなたのそこが…」
早霧は凛花の股間にチラリと視線を投げた。
「今、どんな変化を起こしているか、とかね。」
「へ、変化なんて…」
「そう?確かめてもいいかなあ。」
早霧の手が凛花のスカートの中に入った。凛花は身を固くしたが、逆らわない。
「あぁ…」
早霧の指先が凛花のパンティの中央の溝をなぞると、凛花はたまらず熱い息を漏らした。
「ほうら、湿ってるじゃない。匂ってきそうなぐらい。」
「先輩…」
「なあに?凛花。」
「私、もう…」
「ふふ。実は私ももう限界。」
ここは凛花がなんども訪ねたことがある早霧の部屋。F地区の三番棟、通称F―Sh3と呼ばれている建物の四階にある。ちなみに凛花の部屋はG―Sh6の三階だ。
「さて、どうする?先攻後攻。」
「ああ!早霧…」
凛花は早霧を床に押し倒し、うつぶせにしてスカートを捲り上げ、パンティーを引きずり下ろした。