性奴隷へ-7
オーガズムを得て下半身をガクガク痙攣させるゆきの顔面に、Zが射精する。
美しく整った目鼻やおでこ、口元、髪の毛に大量の精液が次々と飛び散っていく。
「ぁあああ……!ぁあ……ぁ……ぁああああ……!……ぁあぁああ」
自分からZのペニスに顔を向けて、恍惚とした表情で顔射されている妻。この姿を見せつけられるのはさすがに辛い。
「やばいその表情……エロすぎる!ゆきさん」
妻はすべての射精を受け止めると、はにかんだ笑みを浮かべ、顔面に精液を付着させたままZのペニスを幸せそうにしゃぶりはじめた。
私の目の前でそこまでするのか。いくらZの性奴隷、精液便所に堕ちたとはいえ、あまりにおぞましい妻の行為に吐き気がする。
そういえばFにもよく「顔射が大好きなゆき」と書かれていたが、M奴隷体質のゆきは顔に出されるのが一番好きなのかもしれない。
もし寝取られに目覚めなければ、妻が顔射好きであることを私は一生知ることがなかった。妻もそれこそ不倫でもしない限り、大好きな顔射をもう二度と味わえなかったのだと思うと不思議な感じがする。
お掃除フェラを終えたゆきが、顔じゅうに付着したZの精液を指ですくって丁寧に舐めとっている。
私の精液はそそくさとティッシュで拭いて捨てたくせに、Zと見つめ合い指を咥えてチュッチュチュッチュと美味しそうに吸いついている。
Zとキスして抱きしめあう。そしてまた精液を舐め取り、はにかんで笑ってもういちど唇を重ねる。
おかしい、こんなの性奴隷じゃない。精液便所でもない。ほとんど恋人同士のような二人の行為。
いたたまれなくなった私はトイレに入って射精した。あの状況で二人に割って入りゆきに挿入することなどとてもできない。
Zの精液で顔面を汚されたゆきは悔しいがとてつもなく美しかった。
精液を丁寧にすくい取り舐め取ってZとキスするゆき、キスしながらむっちりした下半身をいやらしくZに擦りつけていたゆき。
脳裏に鮮明に浮かぶ、妻の美しい痴態――。
あっという間に果ててリビングに戻ると、二人はまたセックスをしていた。
じりじりと日の差す土曜日の午後、時間の許す限り愛し合い、汗だくで絡み合うゆきとZ。
女性器の中に男性器を激しく出し入れする音と、ゆきの女の声だけが響く。
もう興奮を高め羞恥を煽るための言葉は必要ないとばかりに、無言で互いの性器を密着させ擦りつけ合い、口づけを交わす二人。
飽きることなく幸せの絶頂へと何度も導かれる妻。
最後またゆきが顔面射精をおねだりしZの精液を顔で受け止めているとき、私はもうどうしようもなく興奮が高まりトイレに駆け込む間もなくその場で射精した。
床に飛び散った精液を一人虚しく拭き取る私の横で、ゆきがZのペニスを口に含んで愛おしそうに奉仕している。
Zのペニスに、先週命名したあの恥ずかしい名前で呼びかけて「今日一日ありがとう」などと言って亀頭にキスし、Zと笑い合っている。
顔についた精液もまたすべてきれいに舐め取って、Zと名残惜しそうにキスをして、この日の貸し出しは終わった。