性奴隷へ-3
他人棒をおいしそうにしゃぶっている雌豚に、今度は私が正常位で挿入する。
この女はすでにZの精液便所に堕ちた女だが、姿形だけは清楚で美しくセックスの相手としては依然として一級品。犯す価値は十分ある。
そして何より――。私はこの女を愛している。
他の男の精液便所に成り果てた今でも、私はこの女のことが大好きなのだ。
この女にペニスを挿入しひとつに繋がるときは、今でも出会った当時と変わらない甘酸っぱい想いに包まれる。
意外なことにこの女も同じ気持ちだったようで、自らを雌豚につき堕とした張本人である私を抱きしめ、迎え入れてくれた。
Zへのフェラチオをすぐに中断し脇へ押しのけ、両手両脚でしっかりと私の身体を受け止めてくれた。
「ゆき……!」
「パパぁ……!」
「大好きだよ、ゆき!がんばったね!辛い思いをさせてごめん……!」
「パパ……ゆきもパパのこと大好き……ごめんなさい、ゆき酷いこといっぱい言っちゃった……」
私たちは一年ぶりに再会した恋人同士のように抱きしめあい、互いの身体をまさぐりあった。
しかし無我夢中で唇を重ね舌を絡めた瞬間、妻の口から猛烈な精液の匂い――いや、味が襲ってきた。
ゆきもすぐに気が付き「あっ!」という顔をして顔をそむける。
自分の口を両手で塞ぎ申し訳なさそうな顔で私を見つめる。
「ごめん……パパ……」
その仕草に無性に興奮してしまった私は、もう訳も分からず妻の口に吸い付いた。
精液の匂いも味も、一度ゆきの唾液に触れてしまえばゆきのものだ。
妻の口内をベロンベロンに犯す。
「ぁあん……パパ……らめらよらめらよ……きたないよ……きたないから……ごめんなひゃい……やめへぇ……ん……んん!」
他人棒をおいしそうに咥え、しゃぶりつくしていた妻の唇、舌――。
「大丈夫だよゆき!ゆきのすべてを犯したい……!」
私の精液は一滴たりとも飲んだことがないくせに、Zの精液はもう幾度となく飲み干している妻の口――。
「んぁ……ごめんなひゃい……ごめんなひゃい……ごめんね……ごめんね……んんん!」
ひとしきりゆきの口を蹂躙してから、ピストン運動を開始する。
これも本当は挿入した瞬間気がついていた、ガバガバに緩んでしまった妻の膣穴。
私の短小ペニスではなんの圧迫感も与えることができない。
しかし私の妻はもうZの飼育する雌豚、精液便所になのだから仕方がないのだ。
雌豚は飼い主の精液を口で受け止め、飼い主のペニスで女性器を拡張、変形させられる。
虚しい、まったく意味のないスカスカなペニスの抜き挿しも、そうなるとわかっていて私が望んだこと。受け入れるしかない。
「あぁ……!ぁああん!!パパァ……!気持ちいい……!」
ゆきは一見感じているように見えるが、私にはわかる。今日最初の挿入時と同じでこれは演技だ。
スローセックス「発見以前」の私たちのセックスでは、ゆきは少なからず演技をしてきたので感じているフリが上手い。
Zの前で夫のメンツを潰さない程度には乱れてくれている。
久しぶりに見た妻の演技だが、あらためて本当に上手いと思う。
他人には演技と分からないだろうし、「妻に演技されてる情けない夫」視点ではこれはこれで興奮してしまう。
もちろんこんなのが私たちのセックスでないことは、誰よりゆき自身が知っているだろう。
しかし一度「演技」をはじめてしまったら急にやめるのは不自然だし、何より夫が可哀想――。
さきほどさんざん夫のペニスを貶めてしまった負い目もある。
夫のペニスより他人棒で感じている恥ずかしさを少しでもごまかしたいという、自己保身もあるかもしれない。
私が精液臭い妻の口にふたたびキスをして舌を絡めてもどこか上の空。
義務感だけで夫に股を開き、心のこもらない喘ぎ声をあげる妻に興奮し、やみくもに腰をふる。
私が頑張れば頑張るほど、それに応えられない焦りとそれでも演技を続けなければならない苦しい状況にますます醒めていくゆき。