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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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美人すぎる広報-2

妻に対する酷い侮辱のオンパレードに興奮していた私の視界がふいに暗くなる。
目の周りに柔らかな手のひらの感触。
風呂上がりのゆきの匂い。
「だーれだ?」
あえて子供の名前を言う。
「はずれー。バツとしてプライバシーを侵害します。えーなになに『美人すぎる広報まとめにアラフォーBBA(ビービーエー)が混じっていたことが判明wwwwwwww』?なにこれ?」
「巨大掲示板サイトのゆきのスレッドだよ」

後ろにいる妻を見上げる。
長いまつげにくりっとした茶色の瞳。PCの画面を興味津々な表情で覗き込んでいる。
どす黒い興奮に浸っていた自分が恥ずかしくなるような、優しく癒やされる妻の顔。
風呂上がりの身体にバスタオルを巻いている。
ネット民垂涎のむちむちの下半身も、濃いめの陰毛も、胸の丸い膨らみも、すべてがこのバスタオル1枚を隔てた先にある。

ゆきは自分が「美人すぎる広報」にまとめられたせいで、SNSや巨大掲示板で下品な視線に晒されていることを知っている。
私が面白がって逐一チェックして報告しているからだが、ゆき自身、容姿を褒められるのはまんざらでもないようである。
またときに、不特定多数の男性から向けられる無遠慮な欲望が、夫婦生活のスパイスになることもある。

「アラフォービービーエー?」
「アラフォーババアな」
「私のこと?やだもー失礼しちゃう」
「でもみんなゆきのことめちゃくちゃ可愛いくてエロいって言っているよ」
バスタオルの上から、胸の膨らみの先端の突起を指でつつく。
「じゃあせめて美魔女って言ってよー」
私の手を振り払うゆき。
「それ自分で言っちゃう?」
「私、美魔女じゃない……?」
「いえ、美魔女だと思います」

実際ゆきはパーフェクトな女性だと思う。
出会った頃から変わらぬ透き通るような美人でいつまでも若々しい。
二人の子供をきちんと育てて仕事もできる。
件のインタビュー記事も別に美人だからと表に出されたわけではなく、プロジェクトのキーマンとして堂々と受けたものだった。
清楚な雰囲気なのにどこか男好きのする顔と身体をしている。
夫が短小早漏でも文句一つ言わず、最近では毎晩のように夫婦生活を営んでいる。
実は本人もちょっぴりエッチで、夫に隠れてよくオナニーをしている。
そのことを絶対に認めようとせず、たまに突っ込むと顔を真っ赤にして否定するところも可愛い。
最近では、夫のために他の男に抱かれるという、女性として過酷な行為も受け入れてくれている。

「えーなになに?『一日働いてムレムレの股間クンクンしたい』?ちょっとなにこれー?」
「クンクンじゃないよ、クンカクンカだよ」
「クンカクンカ?」
「一心不乱に匂い嗅いで恍惚とする感じかな」
「エッチ……」
なぜか私が軽蔑の目で見られてしまう。

「ゆき、陰毛濃いのもバレてるぞ」
「え?……私って濃いの……?」
「知らな立った?」
「……う、うん……ていうか、なんで服着た上からわかるのー……?」

ネット民は適当に書いてるだけだからとフォローする。
しかしこの歳になるまで自分の陰毛が濃いのを知らなかったのか。
本気でショックを受けている様子のゆきに、申し訳ないが笑ってしまう。
私がはじめて憧れの「ゆきちゃん」の下着を脱がしたとき、可愛らしい顔に似合わず黒々と茂る陰毛に大変興奮したものだ。
まあ確かに私も含めて、面と向かって言う人はあまりいないかもしれない。

「それに臭そうとか言われてるー……」
これはさすがに少し可哀想だが、やはり陰毛と同じで、むちむちの美人妻が脇に汗染みを作っていたり、股間が蒸れ蒸れで少し臭ったりするのは男のロマンなのだ。
「みんなひどいよ」
このサイトのような、お下劣なネットカルチャーに免疫のないゆきが、突如その真っ只中に放り込まれ、汚い言葉とむき出しの性欲の餌食となっている。
しかも例の素人掲示板と異なり、こちらは実名顔出しである。
まるで自分の妻が複数の男たちに入れ替わり立ち替わり輪姦されているような感覚に、私はとても興奮していた。
「まあでもゆきの股間、実際臭かったしな……痛ってぇ……!」
ぼそりとつぶやいたらゆきに思い切り後頭部を叩かれてしまった。


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