妙子-13
「もう直ぐ行くんなら待ってやるから早く行け。俺は潰れそうなんだ。デブになりやがって」
「ああああー」
「そんな滅茶苦茶動かすな。しがみ付かないで腕で自分の体重を少しは支えろよ」
「あっ、あっ」
「ウグッ。死ぬー」
「行くー」
「終わったのか？」
「ハア、ハア、ハア」
「お前を上にしたのは失敗だった。俺でも判断の誤りを犯すことがある。下の方が楽だと思ったけど、とんだ誤算だった」
「愛してる」
「そうか。見た目よりも太ったなお前」
「研が痩せたんじゃ無い？」
「苦労しているからな」
「今度は研が上になる？」
「何？ お前２回も続けてやろうって言うのか？」
「やろうよ」
「いつからそんなに強くなったんだ。まさか俺と別れてから毎日ゲロ吐くまでセックスしてたんじゃ無いだろな？」
「セックスしたってゲロなんか吐かないよ」
「それもそうだ。ベロ吸ってる時にゲロなんか吐かれたら気持ち悪くていけない。オェー、気持ち悪い。変なこと想像させるな」
「私は何も言って無いのに」
「まあ、２回目は明日という日に取っておこう。何事も貪りは良くない。程々というのが人間生活の基本であるべきだからな」
「それじゃクリトリス吸って。吸うんならいいんでしょ？」
「クリトリスか？ 小さいからなあ。あんまり面白くは無いけどまあいいか」
「そしたら私研のチンポ吸うから」
「何？ 又お前が上になるのか？」
「今度は体重かけないようにするから」
「それじゃさっきは知ってて体重かけたのか？」
「だって愛してるんだもん」
「それは何だ。前後の話が全然繋がらんじゃないか」
「愛してるから押しつぶしたくなっちゃったんだもん」
「お前の理屈は理屈になってない。屁理屈にもなってないから理解不能だ」
「私、研のそういうとこ嫌いじゃないわ。何か難しいことゴチャゴチャ言うの。研ってインテリなんだあって思っちゃう」
「そう、俺はインテリアの会社で働いてたことがあるんだ。単なる配達係りだったけど」
「ねえ、なかなかチンポ大きくならないね」
「セックスする訳じゃ無いんだから大きくても小さくても支障無いだろ。お前のクリトリスだっていくらも大きくならないぞ」
「クリトリスがそんな大きくなる訳無いよ」
「あのな。此処にピアスするのって知ってるか？」
「厭だ。痛そう」
「それじゃ此処の皮にするっていうのはどうだ？ いっつもクリトリスが露出しててな、パンティとこすれただけでも感じるぞ」
「そしたら困っちゃう」
「だからさっきのゴムのパンティ穿くんだ。そうすればいくら濡れても困らないだろ」
「でもやりたくなったら困る。研がいつでもやってくれるんならいいけど」
「そこでだ。突起付きのパンティが御登場あそばすという訳だな」
「何？ それ」
「バイブレーターって知ってんだろ？」
「うん。お客に見せて貰ったことがある。あんなの持って店に来て、これをトイレで入れてきてくれないかなんて言うの」
「それで入れたのか？」
「入れる訳無いじゃん。入れたフリして悶えてやった」
「何？」
「それで取るときトイレに落っことして流れちゃったって言って返さなかった」
「あん？ 随分知能犯だな。それでそれは今どこにあるんだ」
「お店の友達に売ってやった」
「しっかりしてんな、お前」
「そのバイブレーターがどうしたの？」
「うん？ あ、だからそれが付いてるパンティっていうのがあるんだ。それをお前に穿かせてやる」